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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.8
  • 出版社: 飛鳥新社
  • サイズ:20cm/321p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-87031-473-8

紙の本

国家についての考察

著者 佐伯 啓思 (著)

「戦後」の時空間の中で、国家への考察を徹底封鎖し、その結果、主体性・価値観・魂を喪失した日本および日本人に、戦後日本の思想的営為の「歪み」を鋭く指摘しつつ、国家意識につい...

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国家についての考察

税込 1,980 18pt

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商品説明

「戦後」の時空間の中で、国家への考察を徹底封鎖し、その結果、主体性・価値観・魂を喪失した日本および日本人に、戦後日本の思想的営為の「歪み」を鋭く指摘しつつ、国家意識についての再考、国家論の構築を促す画期的論考。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

佐伯 啓思

略歴
〈佐伯啓思〉1949年奈良県生まれ。東京大学大学院経済学研究科博士課程単位取得。京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専攻は社会経済学・社会思想史。「隠された思考」でサントリー学芸賞受賞。

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評価内訳

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紙の本

今こそ国家を考えよう

2001/10/22 15:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:荻野勝彦 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 9月23日に、有明の国際展示場で「米国同時多発テロ犠牲者追悼・お見舞いの会」というのが開かれた。大河原元駐米大使や小泉首相、ベーカー駐日大使のほか、日米間での学生の交流事業のリーダーと、ニューヨーク日本人会会長の5人がスピーチに立った。
 私は、日本人会会長が、「アメリカはもともと多様性、ダイバーシティの国で、個人が自由に生きる国だが、あのテロ事件、以来すべてのアメリカ国民が、『ユナイテッド』になったと感じる」と云っておられたのが、たいへん印象に残った。個人、家庭人、地域人、組織人など、いろいろな側面を持っているのが人間というものだろうと思うが、それらの側面ではおおいにダイバーシティであっても、国民、という一点ではユナイテッドになる、というのがアメリカという国家なのだろう。その点、原理主義というのはダイバーシティの対極であり、ダイバーシティを受け入れない国家絶対主義の悲しさも感じさせられる。これを聞いて、その前にスピーチした学生の「諸国諸国民、諸民族の相互理解によって世界平和を実現」という発言がいかにも薄っぺらに思えたものだ。
 シリコンバレーにほど近いカリフォルニア州バークレー市では、全米で唯一、議会が米軍によるアフガニスタン攻撃の早期収拾を求める決議を行なったところ、それを批判する企業が市との取り引きを打ち切ったり、市外への移転を表明したりするなど、大きな反響を呼んでいるという。これまた、深く考えもせずに、自治体議会が横並びで「平和都市宣言」なる決議を採択してしまうわが国とは対照的だ。まあ、日米に背景の違いはあるにしても。
 この彼我の差はいったい何なのか。それはおそらく、「国家」というもののありようが大きく異なるということなのだろう。そしてそれは、国家というものが、見た目や形のある実体物ではなく(政府は実体物かも知れないが)、国民一人ひとりの心の中にあるもの(米国民がユナイテッドになりうる部分)であることを考えれば、国民の心のありようの違いであると言うしかない。
 こうしたことを考えるとき、この大部の本はまことにすばらしい。この本は、国家とはなにか、あるいは国家と国民とのかかわりとはいかなるものか、さまざまな国家の姿や思想家の思索をふまえて考察していく。そして、現代のわが国における国家のありよう、すなわち国民の心のありようがいかにして形作られたのかを解き明かす。そして、わが国の国家、国民のこれから進むべき道を指し示す。もちろん、そこには著者の信念の反映があり、それは必ずしも私がそのすべてを共有するものではない。とはいえ、著者の主張は、こうしたテーマを論じるときに往々にして陥りがちな感情的な独善は皆無であり、終始一貫して論理的で整然としている。雑誌等で既出のものも含まれているようだが、論旨はきちんと整合しており、たいへんな労作というべきものだろう。
 この本はテロ事件に先立つ7月に刊行されているのだが、結果として非常に時宜を得たものとなった。今もなお、テロ事件をめぐる一連の対応について、世間ではまことに混乱した議論が続いているようだが、それぞれの主義主張はいろいろあって良かろうと思う。ただ、この本が繰り返し指摘するように、それは現実的で建設的な議論でなければなるまい。

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