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紙の本
フロとフロシキは大きい方がいい
2003/06/15 09:20
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投稿者:Snakehole - この投稿者のレビュー一覧を見る
シーラカンスをテコにマダガスカル沖に過去へ繋がる穴を穿った「ブルーホール」 の続編である。ページ数倍増,ついでにブルーホールも増えまくるインフレSF超大作。いやぁこういうのを読むと「フロとフロシキは大きい方がいい」と思うなぁ。
白亜紀の終焉を告げる巨大隕石落下の衝撃(「ブルーホール」参照)は,ホールのこちら側すなわち現代のマダガスカル北東沖にも達し,穴周辺にいたと思われる古代生物の死骸を四方にばらまいた。これを目撃したアメリカ人ジャーナリストハリーは恋人のマージーとともに独自の調査を開始する。
そして1年後,スコットランドのネス湖に突如出現した浮遊施設と「穴」の関連性を嗅ぎ付けた彼等は小型潜水艇で湖底を探査,英米軍が発見調査中のブルーホールに吸い込まれて気を失ってしまう。数時間の後,意識を取り戻した彼等の眼前には1億4000万年前,ジュラ紀の信じ難い光景が広がっていた。
軍隊に救助され滞在も許可されたハリーとマージーは英軍中尉のジーン,地球物理学者のキャメロット教授とその孫娘パットらと知り合う。が,安定しているかに見えたネス湖のブルーホールが地磁気の減少で突如消滅,現代に戻るには少なくとも数千キロは離れた他のブルーホールを探すしかない……。
ところで前に「ブルーホール」を読んだ時「あのタイムトンネルのあっちとこっちでちゃんと時間が並行しているのはヘンぢゃないか」と書いたのだったが,その問題はこの続編で解決していた,納得納得。残る大疑問は「こんだけあっちこっちツツいても現代からみて『未来』に通じているブルーホールがないってのはちょっとヤバクないか」ってことなんだが……,まさかそのネタでまた続編を書くつもりでは?
紙の本
生き延びることの意味
2002/04/04 23:11
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投稿者:オリオン - この投稿者のレビュー一覧を見る
永井均の『マンガは哲学する』で、星野之宣の作品が三つ取り上げられていた(『ブルーホール』と『2001夜物語』と『スターダシトメモリーズ』)。
極限状態でより多くの人間が生き延びるため、足手まといになる人間を殺害することの是非をめぐる英国海軍中尉と軍医の二人の女性の確執、その中尉が自ら生き延びることの意味を少女とその祖父の救出に置いていたこと等々、この作品にも「哲学の問題」はちゃんと用意されていた。が、そういうこととは関係なく、よくできた作品だった。