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紙の本
日本の教会史と重なり合う讃美歌作家の足跡
2002/05/08 18:09
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投稿者:Shinji - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は音楽伝道者・三谷種吉の伝記です。彼は同志社に学び、後に松江でバックストンやウィルクスに仕えますが、やがて教会建設のビジョンをもってウィルクスらの日本伝道隊と袂を別っていきます。
また種吉の生涯には中田重治や菅野鋭(すげの とし)といったホーリネスの教職たちの歩みが交差しています。菅野鋭は種吉の妻の弟に当たりますが、大戦中、ホーリネス弾圧に遭い横浜刑務所で殉教しています。
「ただ信ぜよ」「神はひとり子を」など、花鳥風月や美辞麗句に依らない単純率直な信仰の歌を作った種吉の歩みは、日本の福音的プロテスタントの初期の歩みと大きく重なり合っています。