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商品説明
有害な紫外線をブロックする成層圏のオゾン。だが、人体に無害で役立つ人工フロンはこのオゾン層を破壊してしまう。両者が出会う成層圏では何が起きているのか。成層圏探求・オゾン層研究の歴史・今後の対策などについて詳述。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
関口 理郎
- 略歴
- 〈関口理郎〉1926年神戸市生まれ。東京大学理学部地球物理学科卒業。気象研究所長、成蹊大学非常勤講師等を経て、現在、(社)日本気象学会常任理事。著書に「図説気象学」「海洋大事典」など。
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紙の本
雲の上にあるオゾンホールの基礎を知る1冊
2001/09/18 17:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:鈴木クニエ - この投稿者のレビュー一覧を見る
成層圏はどこにある? ちゃんと説明できる人はそれほど多くないのではないだろうか。いま私たちは地球の表面に立っている。この地表から上へ約11キロメートルくらいまでが対流圏という、生物のおもな生活エリアである。そのすぐ上にあるのが成層圏。ジェット機に乗れば突入するのだが、地表にへばりついて生活をしている人間はふだんあまり関心をもたないところでもある。
しかし、生物にとって非常に重要なオゾン層がこの成層圏にあった。地上50キロメートルくらいまで続く成層圏のうち、オゾンは約20キロメートルあたりにたくさんある。いや、絶対量はたくさんではない。地上のように0℃・1気圧に圧縮したら、せいぜいが5ミリ程度の厚さ。その5ミリ以下のオゾン層が、生物にとって死活問題となる有害な紫外線をシャットアウトしてくれるのだ。
オゾンホールという言葉とともに、オゾン層は広く知られるようになった。そのオゾン層の研究史には日本人科学者も深く関わっている。ふだんあまり想像することのない—まさに雲の上の—話を、基本的なところから知るための、ポイントを押さえたわかりやすい入門書だ。
(フリーライター 鈴木クニエ http://homepage2.nifty.com/suzuki-kunie/)
<目次>
プロローグ
第一章 成層圏とは
第二章 大気の歴史
第三章 成層圏探求の歴史
第四章 オゾン層研究の歴史
第五章 大気オゾンの分布
第六章 オゾンホール
第七章 オゾンに関係する成層圏の微量成分
第八章 オゾン層破壊と紫外線の脅威
第九章 オゾン層保護条約
エピローグ
あとがき
参考文献
関連研究機関
索引