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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.8
- 出版社: 日本経済新聞社
- サイズ:20cm/522p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-532-16395-1
紙の本
ゴールド 金と人間の文明史
権力、栄光、美の象徴、そして万能の貨幣。古来より崇拝され世界通貨としての復活を取り沙汰される金。その魔力に人々はいかに翻弄されてきたのか。めくるめく金の興亡に人間の愚かさ...
ゴールド 金と人間の文明史
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商品説明
権力、栄光、美の象徴、そして万能の貨幣。古来より崇拝され世界通貨としての復活を取り沙汰される金。その魔力に人々はいかに翻弄されてきたのか。めくるめく金の興亡に人間の愚かさを浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ピーター・バーンスタイン
- 略歴
- 〈バーンスタイン〉ハーバード大学卒業。ニューヨーク連銀等勤務をへて、ピーター・L・バーンスタイン社を興し、コンサルティング活動を続ける。著書に「リスク」ほか。
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紙の本
金の力
2016/04/14 13:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:撫子の丘 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ゴールドの絶対的な価値そして相対的な価値を問う。
金への畏敬の念。
金の価値は状況に応じて変動すべきであること。
紙の本
「金」というより「黄金」と書いた方が解りやすいのですが…
2003/05/07 12:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「金」に関するエピソードを連ねながら、「金」にまつわる歴史を綴っていくという形式の1冊ですが、そのエピソードもギリシア神話からゴールドラッシュ、金本位制の崩壊と実に幅広いものとなっています。ぱらぱらと読んでも面白く、まとめて読み通せば、また違った印象が伝わってきます。
結局、「金」は単なる金属でしかなく、その価値は人間が決めるものなのですから、「金」の歴史は人間が自分が生み出した存在価値に翻弄される歴史ともいえるのでしょう。
紙の本
非常に興味深く,考えさせられる
2001/11/14 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MF - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は、有史以来の(但し主に西洋の)「金」の生い立ちについてまとめている。具体的内容としては、通貨の生い立ち、通貨の中で金が本位とされていく過程、金本位制のルールの下での経済政策などを通して、人が如何にこの物質に魅惑され、ふりまわされてきたかを描いている。
盛り沢山の内容に疲れてきた頃に、やっとエピローグが来る。勘の良い読者はそこに辿り付く前に著者の真意を汲み取るのかもしれないが、たとえそうでなくても、このエピローグを読むとそれまでに示された多くのテーマが見事につながっていく。非常に興味深く考えさせられる。
紙の本
2001/09/16朝刊
2001/09/20 18:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
栄光と転落…壮大な歴史ドラマ
金(ゴールド)か。こいつがこれくらいあれば黒も白に、醜も美に、悪も善に、老も若に、臆病も勇敢に、卑賤(ひせん)も高貴にかえる……。
その昔、シェークスピアの主人公はこう語りつつ、金を神としてたたえ、また娼婦として蔑(さげす)んだ。まことに金は人びとを魅了し、拝跪(はいき)させ、翻弄し、そして破滅させてきた。とりわけ金が貨幣としての特権的地位を得るようになると、人類はますますこのフェティッシュ(呪物的)な対象にとり憑かれ、それによって経済や文明が発展しもすれば、大惨劇が繰り返されもした。本書はそういった金をめぐる人類の壮大な歴史ドラマである。
古代エジプトからポストIMF(国際通貨基金)の今日まで。といっても茫漠としているので言葉を足せば、ドラマは三幕。第一幕は高貴な金属としての金への渇望の歴史であり、ファラオの金装飾やミダス王伝説に始まり、大航海時代の金の略奪へと続く。第二幕は金が本位貨幣としての地位を確立して、名実ともに勝利をおさめる過程であり、ここではあのニュートンや経済学者リカードも登場しつつ、ついに十九世紀、国内的にも国際的にも金本位制が樹立される顛末が語られる。第三幕は二十世紀、その栄光の金の転落物語である。戦前の混乱のあと、ケインズらによって戦後世界に創設されたIMF体制は、金の呪縛を解きドルのうえに築かれた。「金一オンス=三五ドル」という、わずかに残っていた金の痕跡も、一九七一年、ニクソン大統領によって抹消され、IMF体制は崩壊した。金のドラマは金の廃貨をもって閉じる。
永遠の価値を求めた人類の大いなる幻想絵巻。その教訓は二十一世紀の現在を照らす。グローバル・マネーが瞬時にコンピューターを駆け抜ける今日、いったんこのシステムが狂ったらという不安は消えない。だからこそ人はリスクを回避すべく確かな価値物を求める。しかし金でさえもそんな欲求は満たしえなかったのだ、いわんやドルにおいてをや。前著『リスク』同様、著者の広い教養と深い哲学は読者を魅了せずにおかない。
(C) 日本経済新聞社 1997-2001
紙の本
出版社コメント
2001/08/03 17:25
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
権力、栄光、美の象徴、そして万能の貨幣。古来より崇拝され世界通貨としての復活を取り沙汰される金。その魔力に人々はいかに翻弄されてきたのか。『リスク』の著者が、めくるめく金の興亡史を題材に人間の愚かさを浮き彫りにする傑作歴史物語!
第1部 いついかなる時にも
万難を排して金を手に入れよ/ミダス王の願いごとと偶然の産物/象徴と信仰と/大いなる連鎖反応/崩壊の時代と王の身代金 ほか
第2部 勝利への道
生命を奪う毒と私的通貨/正しい教義と大きな弊害/新しい王女と呪われた発見/名誉のしるし/途方もない陰謀と無限の連鎖 ほか
第3部 栄光からの転落
ノーマン・コンクェスト/時代の終わり/超越的な価値/第八次世界大戦と三〇オンスの金