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台湾人と日本精神 日本人よ胸を張りなさい (小学館文庫)
著者 蔡 焜燦 (著)
『台湾論』騒動渦中に発行停止となった問題の書よみがえる! 近年、台湾では国民党主導による反日教育が改められ、日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが...
台湾人と日本精神 日本人よ胸を張りなさい (小学館文庫)
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商品説明
『台湾論』騒動渦中に発行停止となった問題の書よみがえる!
近年、台湾では国民党主導による反日教育が改められ、日本統治時代を正しく評価する歴史教育がスタートした。ところが、日本では自虐史観という“虚構”が、日本人から「自信」と「誇り」を奪ってしまった。本書では、「台湾には日本が今こそ学ぶべき“正しい日本史”がある」とする筆者が、「日本人よ、自信と誇りを取り戻せ」と訴える。昨年7月に日本で単行本化されたものの、小林よしのり著『台湾論』を巡る一連の騒動の中で、販売中止に追い込まれた「問題の書」を緊急文庫化!【商品解説】
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紙の本
真実の台湾を知らぬ日本人は「恩知らず」の不義理人である
2006/06/04 03:20
24人中、22人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は、黄文雄氏に並び、日本人の何倍も日本を声援してくださる日本人全員の大友人である。この両名や、殊に老英雄李登輝には、我々日本人は全員即刻土下座し、心から謝罪すべきほどの大恩人である。中韓にはもはや向こうが土下座しても許されないほどの非道を繰り返されているほどで、謝罪など不要であり、謝罪すべき相手は、李登輝である。
本書は、台湾と日本の歴史、そして台湾論を著した小林よしのりの「台湾論」が抹殺され、氏が入国禁止になった経緯など、新しいことにも触れてある。また、以下に明治の日本人が台湾に対し、善政を敷いたかを細かく述べている。
20世紀初頭の世界は弱肉強食。この世はまるで白人のためにあるものであったかの如くであった。これは、1914年には地球の84%を白人が支配していた以上、誇張ではない。地球で次唯一実質的独立を保持していたのは、我が日本だけである。これは、日露戦争の勝利による。これにより、朝鮮を「コリアスタン」(ウズベキスタンのようなものの1つになる)にするロシアの野望を砕き、東南アジアへのロシアの侵入を食い止めた。無論、台湾の植民地化もである。インド初代首相ネルーは「史上無比の大驚異であり、あの日本勝利のニュースは一生忘れられない」と何度も述懐している。
台湾は、日本に植民地化されたなどと国民党はホザクが、実際には搾取などというものとは程遠く、搾取されたのは日本である。特に、未開の地台湾のインフラ整備をし、本土並みの教育を施した。白人支配下では、教育など一切しない。白人への恐怖感を植え付け、黙って働かせるのである。日本は決してそんなことはしていない。具体的な善政について、本書は詳しく、参考になる。
最近まで、台湾では反日教育が蔓延っていた。しかし、それでも台湾人は変わらずの親日を守り通してくれた。それは、著者のような気骨ある文化人と、李登輝などのおかげである。
そして、21世紀は日本の世紀と断言し、武士道は世界を救う、台湾の恩人日本などと、世界と国民に向け語りかけてきたのである。アメリカでも日本擁護をアピールし、アジアにも反日の愚かさを説き、台湾では新幹線ビジネスで、何とか日本企業が受注できるように影に回って猛烈な支援をしてくれた。彼の人生は、日本擁護で一貫している。本書を見れば、その様がよくわかろう。そんな李登輝のささやかな日本へのお願いは、「日本に行きたい。松尾芭蕉の道を散歩したい」ということ。アホ馬鹿外務省などは、シナ共産党の脅しに屈してこれさえ実現できずにいる。
要するに、日本にとっての善隣友好は、中韓ではなく台湾国ということである。台湾は、シナと日本のシーレーン防衛の要であり、安保上、台湾が陥落すれば、日本は東南アジアへの海路を喪失する。台湾が中国領になれば、日本はもう原子力潜水艦配備しか生き残る道はない。となれば、今なすべきは、反日の連戦や馬英九が総統になる前に、親日の陳水扁が総統であり、李登輝が生きている今の内に、そして軍事行動が出来ない北京五輪が終わる前に、日米台(出来れば豪州も)の三国軍事同盟を結ぶことである。
ちなみに、石原慎太郎は、台湾に恩を返している数少ない政治家である。誰一人として中国に遠慮して言えないが、彼は堂々と台湾を擁護する。そして、石原に抗議しても無視かかえってエスカレートするので、中国も彼にはなにも抗議しない。台湾を「国」と発言した麻生太郎には火の出る脅迫を送った中国なのに。これが中国との正しい付き合い方という最高の手本である。台湾では、石原慎太郎は英雄として崇められている。
本書は素晴らしい感動のノンフィクションであるとともに、日本人に生きるか死ぬか、恩知らずになるか義人になるか、様々な選択を迫っている。
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台湾に残された「日本の歴史」
2004/04/27 18:16
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:としりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、台湾きっての「愛日家」である著者が、「日本統治時代」など自身の体験を振り返った歴史の証言である。
著者は、日清戦争後から始まった50年間の日本統治が、今日の台湾発展の礎を築いた、として日本の功績を強調する。
そうした日本の善政の象徴として、著者は3人の日本人を挙げている。「台湾近代化の父」後藤新平、「嘉南大しゅう(土へんに川)の父」八田與一、そして台湾に骨を埋めた明石元二郎である。
後藤新平は、インフラ整備や衛生環境改善などに多大な貢献をした。八田與一は、巨大ダムと水路を建設することによって、不毛の大地だった嘉南平野を緑の大地に変えた。明石元二郎は、水力発電事業や教育改革などの業績を残した。
そのうち、八田與一は台湾の中学校教科書にも登場し、現地に銅像と墓も建てられている。さらに、今でも命日には現地の人たちによって慰霊祭が行われている。
また、後藤新平や八田與一の胸像は博物館などにも展示されている。それほど彼らは高く評価されているのである。さて、現代の日本人で彼らの名前と業績を知っている人はどれほどいるのだろうか。
著者は、日本が残したハード的な資産以上に重要なものは教育だったと指摘している。日本統治時代の教育によって育った人材が、今日の台湾の繁栄をもたらしたからである。また、日本の教育によって「日本精神」も台湾に根付いていった。
そのように、日本の朝鮮統治と台湾統治は、現地人に教育を施して人材を育てた点で、欧米列強が行った現地人愚民化政策とは決定的に違うものである。だからこそ、戦後の朝鮮半島と台湾は、日本統治時代の人材によって発展してきた。ただ、朝鮮半島では台湾とは違って日本統治時代の評価が公正にされていないのは極めて残念だが。
ところで、台湾の状況は終戦と共に一変してしまうのである。大陸から中国軍がやってきたからだ。それが台湾の悲劇の始まりだった。二二八虐殺事件や白色テロなど、暗黒時代を迎えたわけである。それとともに、マスコミ関係者や官僚など国家の中枢を大陸からやってきた外省人(中国人)が握ってしまうという構造ができあがった。つまり、少数の外省人(中国人)が、多数派の本省人(台湾人)を支配する構造になったのである。
そうしたいびつな構造が反映されたのが、2001年に起こった、小林よしのり氏「台湾論」をめぐる騒動である。小林よしのり氏の「新ゴーマニズム宣言・台湾論」は、台湾でも発売されて爆発的に売れた。多くの台湾人には支持されたのだが、その内容に少数派の外省人は猛反発したのだ。「台湾論」が焼かれるなど、外省人によるパフォーマンスの末、小林よしのり氏は入国禁止処分になってしまった。また、マスコミはあたかも台湾全島が「台湾論」に反発しているかのように報道したのである。
本書には、「台湾論」をめぐる騒動の顛末が明らかにされている。もちろん著者は、小林よしのり氏と「台湾論」を絶賛しているのだ。
また、著者は日本統治時代の教育の中で、「教育勅語」を高く評価している。今日の日本において、「教育勅語」など戦前の教育の良さがまったく失われているのは残念なことである。教育基本法改正もさることながら、「教育勅語」の復活も日本の教育と社会の建て直しのための一法だろう。
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自虐史観からの抜け出せない人に
2017/11/23 14:43
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:坂の下の落人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
正しく客観的な歴史観を持つのは難しい。
だからといって自国の歴史や歴史認識を放棄していいわけはなく、
もちろんネット情報やフェイクニュースを鵜呑みにしたり、
ネット世論やネット右翼に代表されるような右傾化傾向には断固抵抗しつつ
歴史を知る、歴史に学ぶという姿勢は持たなくてはいけないと痛感しました。
グローバル化する世界で、英語などのコミュニケーション力はもちろん、
相互理解の意味でお互いの文化や歴史を知る必要性を強く感じました。
隣国に対しても自虐史観や謝罪外交だけでなく、客観性のある毅然とした歴史観が求められていると思います。
この本は、歴史観は一つでないことを気付かせ、俯瞰的複眼的な視点の大切さを教えてくれます。
日本人として読んでおいて損はない良書だと思います。