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司馬遼太郎とも交友のあった著者の戦前から現在に至る回顧録。最近まで日本では話題に取り上げられなかった、終戦直後の日本や国民党統治下に入った台湾人の苦境がよく理解できます。「戦前」は単純な善悪二元論では推し量れないようです。
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学校教育では知ることがなかった過去の歴史の真実。その真実を日本人ではなく台湾人が書いているということに大きな意味があると思う。
ただ伝聞と思われることが書いてある箇所もあり、そこを冷静に判断しなければいけない。
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近年、新渡戸稲造の「武士道」がハリウッドから逆輸入される形で
日本人のDNAに刻み込まれた精神を若い世代が知るというようなことがあった。そのときは、「何をいまさら、、、」という感覚を持った。
しかし、この本は衝撃的。「日本統治時代の台湾人こそ日本人らしい」とは。
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昔の日本の教育ってすごい!こうやって自分を省みずにこの国の将来を思って教育に人生をかけた人がいたから、今の私たちがあるんだ、と実感でき、私も将来の子供たちの為にがんばろうと思える一冊。
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なんなんでしょうかね。僕この本読み進めているうちに、動悸が激しくなって、そして、涙が込み上げてきて、同時に笑っちゃってたんです。うれし泣き笑いってやつですね。
まず、重要なことは、台湾人のなかには、いまだに自分たちは日本人だと思っている人が全体に3パーセントもいるってことなんですね。そして多くの台湾の高齢者は、日本が戦後台湾から撤収したのではなくて、台湾を捨てた、と解釈しているんです。これはおそらく、戦後台湾に中国国民党がやってこなかったら、そんなこと思う人もいなかったのかもしれませんが、結果的に台湾人は、殖民地としての歴史の中で、国民党と、日本を相対的に評価することになったんです。
だから、著者も、国民党への恨みが愛日への感情の礎となったことは否定できないわけで、そこには少々日本に対する過剰な美化も含まれてはいるものの、この本はマクロな視点から、台湾が追ってきた歴史を解き明かしていて、今まで日本が知る由もなかった事実が述べられていて、我々の教育というものの欺瞞性も痛いほど実感してしまうのであります。
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いやあこれもまた熱い・・。日本統治時代に教育を受けた人物が、台湾と日本の関係、日本人が台湾に残したもの、台湾人に残る日本人等を語る。自称台湾好きではあるものの、政治が絡むときな臭くなるので敬遠してきた傾向がある。やはり少々日本よりに傾きすぎている感はあるものの、興味深い。この時代の人たちの他の書物も読んでみたい。
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韓国人や中国人から見たイメージだけが、日本唯一の国際的イメージではないはずです。最近はそういう偏見も少ないとは思いますけど。
しかし、韓国人などから見たイメージと、同じ三国人である台湾人の見た日本のイメージが、これだけ変わるのは驚きです。
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1〜2年前から台湾によく行くようになったので、手に取ってみました。
台湾の歴史については、本書にあるとおり、戦後の教育のもとで学んできた(つもりだった)ので、これほどまでに台湾に人々の中に日本の心が維持されていたのだと言うことと、(確かに戦争は良くなかったけど)台湾で行った日本の行動がマイナスだけではなく、プラスの部分もたくさんあったのだと言うことを学べました。
台湾に関わりのある日本人はぜひ読んでいただきたいと思います。
本書に出てくる小林氏、司馬氏の本も読んでみたいと思いました。
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深い深い感動を得た作品。日本、台湾への台湾人からのラブレター。涙なしには読めない。これは一生の宝の書になりそう。ありがとう、蔡さん!!
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学校で習った日本の戦前戦後歴史観を変えてくれた本。
そして台湾という国について改めて考えさせられる。
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通常の学生及び社会生活では触れられなくなった日本人のアイデンティティを、台湾人の歴史を通じて再認識できる。
日本は平和で言論及び出版の自由があるように思われているが、事実はどうだったのかを自ら確認していく姿勢のこそ納得のいく生き方を導いてくれるものであり、その大切さを教えてくれる。
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台湾についてはあまりよく知らなかったが、この一冊を読んで台湾について詳しくなることができた。
日本人よ胸をはりなさい、というタイトルに惹かれて手に取ったが、作者の日本に対する思いが伝わってくるような一冊だった。
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日本を愛してやまない台湾から全ての日本人へのエール
帰属意識を持てないがため誇りを持てず、目標や希望や未来に対するビジョンを描けずいる日本人に対して、日本人であるとことの誇りを目覚めさせてくれる。 背筋を伸ばし、襟を正し、しっかり前を見据え生きて、次の世代に尊敬され、手本となる生き方を示さねばならないと強く気づかされる本。
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日本の台湾統治における、
ひとつの、そしてとても重要な
日本人として生まれたからには
絶対に知っておきたい
真実が書かれている。
台湾が日本びいきであることのいち側面がとても良くわかるし、
日本人であることに誇りと自信をもたせてくれる。
筆者は「日本はアジアのリーダーとして自覚をもて」
と叱咤激励をしてくれるのだけど、
それは決して経済的な理由ではない。
世界のどこの国ももたない、
模範となるべき道徳観をもっていると信じるからこそなのだ。
この本に書かれている日本人の精神基盤を
大事に受け継いでいくことが、
経済の問題なんかより、もっと重要なことなんじゃないか、
と、そんなことを真面目に、しみじみと考えてみたくなったりした。
いやー、読書の秋だなあ。
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日本人が教育で教わっていない台湾の歴史の真実を
台湾人が自らの経験を通して伝える一冊
50年間の統治時代での日本人の功績や
敗戦後の中華民国での様々な歴史を
生きてきた感情が揺れ動く様を
たくさんの人と人とのふれあいの中描いている
読んでいて涙が流れました
自虐史観教育に育てられた感情が邪魔をして
レビュー書くことさえにも気を遣う
「わたしの先祖は偉大でした。」
ただそれだけが言いにくい世の中はやはりおかしい気がする