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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.8
- 出版社: 徳間書店
- サイズ:19cm/218p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-19-861399-0
紙の本
「株式投資」改革宣言
いよいよ崩壊を始めたニッポン。この土壇場に株式市場は果たして生き残れるのか? 2大ネット証券の雄が、瀕死の株式マーケットにファイナル・レポートを提出する、激突バトル対論。...
「株式投資」改革宣言
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商品説明
いよいよ崩壊を始めたニッポン。この土壇場に株式市場は果たして生き残れるのか? 2大ネット証券の雄が、瀕死の株式マーケットにファイナル・レポートを提出する、激突バトル対論。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
松井 道夫
- 略歴
- 〈松井〉1953年長野県生まれ。一橋大学経済学部卒業。松井証券代表取締役社長。
〈松本〉1963年埼玉県生まれ。東京大学法学部卒業。マネックス証券社長。
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紙の本
オンライン証券会社の両雄のライバル意識や警戒感、畏敬・畏怖の念のようなものが色濃く出ている激論集
2001/09/17 22:15
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投稿者:大坪未果 - この投稿者のレビュー一覧を見る
松井道夫・松井証券社長と松本大・マネックス証券社長——。オンライン証券会社を率いる2人の経営者が、オンライン証券ビジネスの行方や対象となる顧客層について、激論を交わした対論集だ。
オンライン証券会社の両雄ではあるが、この2社、また経営者2人の歩んできた背景や経営戦略は対極にあるといっていい。
1918年創業で80年以上の歴史を持つ松井証券に対し、99年春にソニーの出資を得て設立したばかりのマネックス証券。日本郵船という異業種から義父が経営する松井証券に入社した松井氏に対し、ソロモン・ブラザーズ・アジア証券、ゴールドマン・サックス証券での債権トレーダーを経てマネックス証券を立ち上げた松本氏。松井証券が300万人といわれる既存の個人株式投資家をターゲットとする一方、マネックス証券は6000万人の預貯金者を新規に取り込むことを狙いとする。
これだけ背景が違うのだから、証券ビジネスに対する考え方も当然異なる。本書ではネット取引の現状や信用取引の是非、個人投資家と機関投資家の情報格差などについて、互いの主張をぶつけ合っているが、そのやりとりが白熱し、時に緊迫したものであることは、淡々と記された誌面からも十分読みとることができる。
松本氏は「あとがき」で、「当初大先輩として余裕のある対応をされていた松井さんは、マネックスの開業が間近に迫るにつれて、徐々に態度を硬化されていったように思う。“まだまだ”と思っていた若造が実際に舞台に上がろうとしてきたので警戒されたのだろうか」と記している。本書の論争にも、互いのライバル意識や警戒感、畏敬・畏怖の念のようなものが色濃く出ているように思う。
証券界の専門的な話題は、門外漢にはわかりにくい部分もある。だが、注目の若手経営者である2人が、どんな思いでオンライン証券業界を引っ張っていこうとしているのか、その熱い思いが端々に感じられて興味深い。(bk1ブックナビゲーター:大坪未果/ジャーナリスト? 2001.09.18)