渚のロマンチック （パレット文庫）

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：とうめい　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　萩島凛は建築士を目指す高校２年生。サァーファーでカッコイイ大学１年生の天野優一、その弟で落ちついていて頼りになる大学１年生の憲二の２とは幼なじみで兄弟のように育った。しかし、しっかり者の憲二と違って、我が儘で甘えたがりな優一にはほとほと手を焼かされていた。
　優一を想うサーフィンのサークルのメンバー桜庭哲志、凛のバイト先の一級建築士の早瀬義広。この２人の存在により兄弟という凛と優一の関係を徐々に変えてゆく。

　凛、頑張ってます。お互い想い合ってるにもかかわらず、兄と弟というポジションからなかなか進展しない２人の関係は結構焦れったくもありました。優一は我が儘で自分勝手なのですが憎めないです。凛に頼りにされてる憲二に焼きもちやく姿は可愛いです。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者：コヤタ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙からして、夏向き。海、サーフィンと夏一杯で、さわやかです。リンと優一の関係、なんだかいいなあと思いました。優一の兄的ポジションから、リンの兄じゃなくてそれ以上ヘ…って言う微妙な気持ちがうかがえます。もちろん、リンの気持ちの変化も。変化がイキナリだと面食らうけど、この二人の場合は、見ていてもどかしいほどゆっくりの歩み。だからこそ伝わるものもあって、温かい気持ちで読めました。リンのもう一人の兄的存在・憲二もやさしいし、頼りになるし魅力的でした。亀の歩みのリンと優一の恋、見守りたい気にさせられます。