- 販売開始日: 2021/10/23
- 出版社: 日経BP
- ISBN:978-4-8222-4246-6
MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)
著者 森生 明
昨今、タイトルに何がしかMBAと書かれた本は、ときとして西欧的なMBA教育のメリットの礼賛か、冷たく無味乾燥なファイナンス理論の本だと、先入観を持って考えられてしまうとこ...
MBAバリュエーション (日経BP実戦MBA2)
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商品説明
昨今、タイトルに何がしかMBAと書かれた本は、ときとして西欧的なMBA教育のメリットの礼賛か、冷たく無味乾燥なファイナンス理論の本だと、先入観を持って考えられてしまうところがあるかもしれない。けれどもこの本では、精緻な企業価値評価理論を知るだけでなく、人々の信頼によって成り立つ資本市場を理解し、市場にかかわる人々の「息づかい」さえ感じることができる。
著者はハーバード・ロースクールに学び、投資銀行などの前線における経験を豊富に持つM&Aアドバイザー。全8章立てで、価値評価方法の本質を説明することを目標に、基礎編と実務応用編に分けて構成されている。第3章までの基礎編では、「企業価値」およびそれを決める要因、価値の測り方など、MBA教育とその実践の場における、「経営のグローバル共通言語」を学ぶことができる。
応用編では、「株価算定とM&Aの実務」が焦点になり、会社の値決めの実際や、「価値創造」の仕掛けに関して、最新のトピックスが数多く収められている。単色刷りではあるが図表が多く、M&Aスキーム全体についての理解の助けになる。巻末では、用語索引が日英併記され、参考書としての使い勝手もよい。
本書は、単に理論を伝えようとする図書ではないし、練習問題がたくさん収められたテキストのたぐいでもない。むしろ、著者の「思い」が託された1冊である。ふとした行間で、現場を大事にする著者のメッセージに触れられるため、読んでいて楽しい。また、歴史的背景にまで言いおよぶ、著者の思いやりにあふれた筆遣いが印象的だ。
目次
- 基礎編 道具の理解―経営のグローバル共通言語(企業価値という共通語
- 企業価値を決める要因
- 会社の値段と企業価値の違い)
- 実務応用編 株価算定とM&Aの実務(会社の値決めの実際1‐市場による評価
- 会社の値決めの実際2‐会社を買収する場合
- M&Aによる価値創造のしかけ
- M&A現場の実況中継―A社を買収せよ
- 「良い」M&Aと会社経営)
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「企業価値」が実感としてわかる名著!
2016/11/03 11:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぐるべ老婆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
法律畑の人間で、数字は得意ではないのですが、M&A等に不可欠な企業価値の算定について、こんなに「腹落ち」する本はないと思います。それがこの本が増版を重ねていることの理由だと思います。この著者は同一テーマで新しい本を出したようで、最初の一冊としてどちらが良いのかは、わかりませんが、この本は、間違いなく、企業価値に関するバイブル的な本です。