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紙の本
スポットライトが当たってない人の人生
2004/01/09 08:21
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投稿者:素敵な奥様になりたい - この投稿者のレビュー一覧を見る
明治生まれの芸人など、かなり古い芸人の話が書いてあるせいか、私はほとんどその芸人の名前を知らないものが多かった。それでも引き込まれるように読んだのは、この本に載っている芸人達が全て既に亡くなっている人だということで、光り輝いていた時代と、死ぬ間際の様子がとても興味深かったからだろう。40で女性に刺された芸人、90で大往生した芸人など、さまざまだが、スポットライトが当たっていない人のほうが、亡くなるまでの話がとても切なく感じる。その他、渥美清の人生の光と影がくわしく書かれている。寅さんとはまったく違う、普段の彼の性格、言動にとても驚いた。