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- カテゴリ:小学生
- 発売日:2001/11/12
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:19cm/377p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-00-115567-2
- 国内送料無料
紙の本
モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 愛蔵版
【ドイツ児童文学賞(1974年)】時間どろぼうを追って、不思議な少女モモといっしょに時間の国へ。「時間」の真の意味を問う、ドイツの作家ミヒャエル・エンデの代表作「モモ」。...
モモ 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 愛蔵版
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商品説明
【ドイツ児童文学賞(1974年)】時間どろぼうを追って、不思議な少女モモといっしょに時間の国へ。「時間」の真の意味を問う、ドイツの作家ミヒャエル・エンデの代表作「モモ」。洒落た蔵本でおくる、大人気ファンタジーの愛蔵版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ミヒャエル・エンデ
- 略歴
- 〈ミヒャエル・エンデ〉1929〜95年。南ドイツのガルミッシュ生まれ。演劇活動のかたわら、戯曲・詩・評論などを手がける。著書に「ジム・ボタンの機関車大旅行」「はてしない物語」など。
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紙の本
大人になっても読みたい
2002/07/05 13:34
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんや - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間におわれ、おちつきを失って人間本来の生き方を忘れてしまった現代の人々。このように人間たちから時間を奪っているのは、実は時間泥棒の一味のしわざなのだ。ふしぎな少女モモは時間をとりもどしにいく。
何気ないモモと仲間たちとの会話に感動しました。こういう時代だからこそ、時間を無駄に?使ったり、敢えて寄り道することも大切と改めて思いました。
通常版より高いですがぜひ愛蔵版を買ってもらいたいです。
紙の本
モモのおもしろいところ
2003/10/26 09:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
モモはまず、時間の大切さ、友達の大切さなど、
教えられるところが、たくさんあります。
そして、とってもおもしろい!
私の好きなシーンはたくさんあるけれど、
時間をとめて、モモとカメのカシオペイアが、
灰色の男たちをあわてさせ、時間を取り戻しに行くところに、
モモの勇気を感じます。
だって、モモが失敗すれば、時間は永遠に止まったまま。
そんな大事なことを、やろうとするところからすごいなぁ。
と思います。
ぜひ、モモを読んでほしいと思います。
紙の本
取り戻せないものもある
2020/06/28 09:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
新装版の表紙が美しく、久しぶりに手に取ってみました。子供の頃に感じたトキメキが、ちょっぴり薄れているのが残念です。
紙の本
全ては「心」から
2003/11/04 01:47
6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いずみん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今さらですがエンデの作品はやっぱり「大人が読む本」。
大人だからこそ読むべき本だなァとつくづく思いました(苦笑)
この本もコドモの頃たしかに読んだハズなのに
恐らく当時は実感が伴わなかったのではないかと思うのデス?
時間の感覚や概念を多少なりとも理解していながら
現実にはついついそれを節約してしまう「大人」が
自らの戒めのために読むべき本なのかも。
個人的にはモモと仲良しだったジジの変わりようが切なくて(遠い目)
気持ちが変化したワケではなく、むしろ周囲の環境の変化に
気持ちだけが置いていかれたジジの心根が分かるだけに切ないというか。
私くらいの年代の人間にとってジジというのは在る意味うつし身のような存在で
モモほどコドモではないしベッポほど穏やかな大人でもない。
前半の彼の夢みがちな無責任さも、
後半の夢みることが終わってその後に残るものが見えたからこそ
その状況を変えられない立ち位置も、
イヤという程よく分かるだけに腹立たしくもあったり(笑)
ただやっぱり救いはモモの存在で、モモは特別なコドモではなかったけれど
友達が大好きで、その友達に時間を取り返してあげたくて、
一生懸命ちいさな身体でがんばってくれた。それだけで充分。
結果的に「私たち」の時間も取り戻してくれた彼女に感謝するとともに、
本当はこの本それ自体が「モモ」で、この本を手にした時間こそがこの物語の本質で、
時間を取り戻してくれた「モモ」であるこの本は
だからこそタイトルもそのまんま「モモ」なのかなァなどと
ツラツラ考えてみたり? 現在過去未来、いつ起きたのかも起きなかったのかも分からない物語「モモ」。
読み手が「モモ」と友達になって、それぞれの「モモ」がその友達の時間を取り戻してくれるのは、
読み進めているその瞬間なのかもしれません。
紙の本
モモが愛蔵版で帰ってきました!
2001/12/27 16:36
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:作務 - この投稿者のレビュー一覧を見る
エンデの「モモ」は既に読んでいる方が多いと思います。大都会の片隅にある円形劇場に一人で住んでいる女の子モモのところには、町の人たちが、話を聞いてもらおうと集まってきます。モモはだまって話を聞くだけですが、みんな自分自身を見つけて帰っていきます。
灰色の男たちは、いかに時間を無駄にしているか示し、時間を倹約するには貯蓄をしなさいと誘います。「時間節約」をする人がどんどん増えていきます。みんなはもうモモのところへはやってきません。そして、人々はいつもイライラ、ぎすぎすして、心が貧しくなっていきます。そこでモモは、古い友だちをつぎつぎとたずね歩きます。知らずに灰色の男たちの邪魔をすることになったモモを、男たちがつかまえようと追いかけます。うまく隠れたモモは、亀のカシオペアと一緒に、時間どろぼうから、時間をとりもどします。
もう随分前のことですが、「モモ」を読んだ3年生の女の子が「大人はどうして、すぐにだまされるのかなあ?」と言ったのを思い出しました。今は、子どもも時間に余裕がなくなっているような気がします。
少し小型になって、表紙に[MOMO]とだけ打たれたオレンジ色の布張りの本が、赤いケースに入っています。口絵には、エンデ自身による『モモ』表紙思案と書かれた、正面を向いたモモの絵が描かれています。前の本の表紙に描かれていたあの時計の間を歩くモモの絵が好きだったのに、と言うあなた、大丈夫ですよ、ちゃんと見返しにありました。でも、ちょっと違うような…どこが違うかわかりますか?
文字も挿絵もセピア色です。これは好き嫌いがあると思いますし、ちょっと読みにくいかな?とも思うけど、なんとなくおしゃれな感じもします。