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収録作品一覧
本格ミステリーに『第三の波』がやって来た | 笠井潔 対談 | 11-42 |
---|---|---|
展開する第三の波 | 笠井潔 談 | 43-66 |
“京極現象”の特異性 | 千街晶之 著 | 67-88 |
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紙の本
例えば、ミステリ案内として
2002/06/22 15:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MIYO - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は私はミステリをあまり読まないのだけれど、この本を買ってしまった。表紙がナイスだったのと、篠原一のファンだったからだ。
一口に言えば、これは現在のミステリ案内だと思う。
まずは1995-2001の状況が分析されいる(1状況編)。
まず笠井潔と島田壮司の豪華対談。千街晶之や篠原一の論文調なミステリの考察。
それから、日本国内を含む世界の名探偵の紹介がなされている(2探偵編)。
面白いのは千街晶之の名探偵のプロフィールで、「世界の古典派名探偵」「世界のハードボイルド名探偵」「世界の女探偵」「日本の名刑事」「歴史上実在の名探偵」「世界の法律家名探偵」などに分けて紹介されている。
私は結構知らないミステリが多かったので、これを機会に読んでみようかと思うほど、魅力的な名探偵の紹介だった。
紙の本
DBとしても役立つ!
2002/07/31 01:54
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る
「小説トリッパー」に1995〜2000年までに掲載された、ミステリ
関連の評論・探偵ガイドなどを1冊にまとめたものです。探偵好き
には、かなりお役立ちの本です。
構成は大きく二部に分かれていて、一部は「状況編」。現在のミス
テリの状況を、笠井潔と島田荘司の対談、笠井潔、千街晶之、篠原
一らの評論というか、解説です。これがかなり面白くて、一気読み
してしまいました。最近のミステリの状況を語るときには、割合「
映像」という部分が引きあいに出されることが多いような気がしま
すが、その映像(ミステリドラマ?)に関することなんかは、色々
参考になりました。単純なことですが、ミステリがこれだけ爛熟し
た様相になってくると、それを評論する分野も読みごたえのあるも
のになってきて、一読者としては嬉しいかぎりです。
第二部は「探偵編」と題して、世界(もちろん日本も含めての)名
探偵の古典派、ハードボイルド派、女探偵、名刑事、実在の刑事な
ど、古今東西の作品に登場するものすごい数の探偵を収録していま
す。これは探偵好きの人にはたまらないデータベースになるのでは
ないでしょうか。