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紙の本
子どもに残してあげられるものは何だろう?
2002/02/16 13:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どんと - この投稿者のレビュー一覧を見る
最近よくある、書き込んでいくことによって完成する本だ、と思って手にとった。ただし、自分史を書くような、内省的なテーマはそこにはない。親と子どもの対話が基本にある。本を開き、展開される設問に答えていくことで、一冊の、その子だけの「ことばのアルバム」が完成する。面白そうだ。まず自分でやってみよう。
そして、最初の設問。「あいってなあに?」ときた。どきり、とさせる。「どんなかたちをしているの?」…愛、あい、アイ…。常識も、言語能力も普通にある大人のはずの私が、どきどきしている。きちんと答えられないかもしれない。私の愛のかたちはイビツかもしれない。様々な想いが頭をよぎるとき、あなたは既に作者の思惑に嵌っているのだ。
この本は、子どもの「ことば」を大切に聞き取ろうとすればするほど、自分と子どもとの関係性を見直すプロセスを要求する。時に心地よく、時に面倒くさいこのプロセスが、人生の至福の時間であることに気づくのにそう時間はかからない。
子どもに残してあげられるもの。それは、彼らのことばを大切に聞こうとする姿勢であり、そのことばに教えられて変化していく自分の心であり、そのプロセスを経て深まっていく私なりの「愛」の実践である。
恋人同士や老夫婦には、お互いが「いい関係」にあるかどうかチェックするときにも使える(私はギフト用に5冊購入)お勧め度★★★★★★★★★★!!
紙の本
内容紹介
2002/01/09 11:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
<本文「はじめに」より>
本書は、30の質問と、それについての答えを書きこむスペースによって構成されています。2歳から12歳くらいまでのお子さんを対象にしたものですが、ほとんどの質問は、大人の方にもお使いいただけるものです。
人生で大切なことは、みんなとてもシンプル、そして、すべて子ども時代にありました。きっと、子どもの口から思いもかけないことばがでてくることに、幼い子どもがすでに人生で大切な多くのことを理解し感じ取っていることに、驚かれることでしょう。
歳を隔てて、何年かかけて、同じ質問に対する答えを書き込んでいくことによって、この世にたったひとつの貴重な「ことばのアルバム」ができあがります。それは、あなたご自身と将来成長されたお子さんへの何よりの贈り物となるでしょう。
と同時に、いちばんかけがえのないのは、このアルバムをつくっているその「時」でもあります。あなたとお子さんとの間に流れる時間です。子どもの「ことば」を形にしていく過程はまた、あなた自身の「ことば」を形にしていく過程ともなるでしょう。忘れていた何かを取り戻す至福の時ともなるでしょう。その「時」が、あなたとお子さんの新しい絆の始まりともなれば、とても幸せです。