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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.2
  • 出版社: 光文社
  • レーベル: 光文社文庫
  • サイズ:16cm/1099p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-334-73275-5

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二進法の犬 (光文社文庫)

著者 花村 萬月 (著)

二進法の犬 (光文社文庫)

税込 1,153 10pt

二進法の犬

税込 1,100 10pt

二進法の犬

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みんなの評価4.5

評価内訳

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紙の本

本当の道徳のお時間が始まりますよ

2002/05/19 22:36

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読ん太 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 花村萬月の『二進法の犬』は、文庫になるまでずっと「待て」状態だった。「早く食べたいなぁ。」と思いながらも懐具合がゆるさずに、おあずけをくらっている本達が随分とある。「よし!」が出て、この度目出度く手にし、すぐに食べた。いやぁ、旨かった。

 萬月独自の倫理観が披露される。倫理から大きく逸脱している存在であろう「ヤクザ」を真ん中に据えてくる。「アウトローっておもしろいだろ?」「現実逃避ができるだろ。」って内容なら気持ちも楽なのだが、ヤクザを使って倫理観を説かれるので戸惑いは大きい。読んでいる間中、萬月の影を感じた。

 京大を出て大手出版社に勤めるが1年でドロップアウトし、家庭教師をしながらどうにか生活をしている鷲津。駅の伝言板の張り紙を見て家庭教師の依頼をしてきたのは、高校生の倫子。倫子は乾組組長の乾十郎の一人娘である。乾十郎には、中嶋という己を「組長の犬」と自認する子分がいる。
 唯一の堅気の登場人物、鷲津に、読者は自分を重ねて読み進む恰好となり、鷲津がクッション機能を果たし、そのインテリ気質が事の成り行きを事毎に論じることで読者も気持ちの整理みたいなものをしていくことになる。
 見せ場もあちこちに用意されている。アタッシュケース3つに、億単位の札束を詰め込んで賭場に乗り込む場面は興奮せずにはおれない。また、鷲津と倫子が旅する京都の描写は、私を旅気分に浸らせてくれた。イノダのコーヒーから高田渡が引き合いに出てきたりと、鷲津の倫子やその他の登場人物に対する薀蓄は、そのままこちらに「なるほど。」と得した気分をもたらしてもくれる。組長乾十郎の鷲津に対する薀蓄は、「へぇ〜。」と、そのままこちらへ驚きを与える。
 千ページにも及ぶ長編であるが、長さは全く感じず、「あぁ、終わってしまった。」という感じである。しみじみと小説である。

 「倫理とは?」と聞かれ、「人として守るべき道です。」と答える。「具体的には?」と聞かれ、「嘘をつかない。傷つけない。恨まない。憎まない。悪口を言わない。騙さない。愛する。いたわる。ゆるす。正直でいる。……」と並べていたら、そこに現れたのは、「笑う萬月」であった。

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紙の本

思索する主人公とともに読者も萬月も思索する

2003/04/10 12:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キムチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 こいつらみんな内臓をさらけ出して土足で踏みにじってくれって叫んでいるんじゃないのか。そんな身悶えするほどに切ない萬月節をイヤと言うほど味わい尽くしました。禁忌を超越した文字通りスーパーナチュラルな登場人物たち。世紀末の混沌を真正面から斬り裂く硬く反り返った刃。首の皮一枚で正気の世界に止まった、まさに入魂の1600枚。芥川賞取っても萬月は萬月であると、以前からの読者はホッと安堵のため息を吐いたのではないか。

 怯懦に怯えつつ怯懦の快楽に溺れる男、鷲津兵輔。こいつの心の奥底に抱える暗黒こそがアウトローの証なのだ。二進法で律された犬たちの心根は竹のように真っ直ぐである。例え血腥くとも世間が糾弾しようとも、我が道を行くだけ。鷲津はだけは違った。だから倫子が惹かれた。乾が受け入れた。利用するだけの心づもりが二進法の世界にカオスを取り込んだのである。静かな水面に浮かんだ波紋がこれまで心の奥底に潜んでいた倫子の愛憎の門を押し開く。坂道を転げ落ちるように物語は白熱する。行く手には白刃と熱き鉛の玉。心が震える愛の形。暗黒が愛すらも飲み込んでしまうのか。逃げ道を残しながら、徐々に退路を断って行く鷲津の思考回路はゆるやかにショートしてゆく。愛が怯懦を押さえ付け暗黒を飲み込んだのか。目の前に開けた新たなる倫理感は、鷲津をどこへ連れて行くのか。倫子の『倫』は鷲津の暗黒を押し開くためのキーワードだったのか。萬月が用意した読者への招待状。

 思索する主人公とともに読者も萬月も思索する。白か黒か。1と0。コンピュータの原理が好きなヤクザを持ってきた萬月も尋常じゃないけれど、それに納得して読んじゃう読者も尋常じゃない世界に足を踏み入れているのだ。柔らかくしかも無理矢理に物語が読者の脳内に侵入する。このヌルリとした感覚がまさに萬月の真骨頂なのではないか。萬月を律する『恥と意地』の感覚は我々の世代では『是』です。だからこそ、新たなる『倫理』をも受け入れる余地が1600枚の彼方に広がるのであります。若い世代の読者に感想を聞いてみたい気がします。

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紙の本

良質のエンタテインメント

2003/02/09 11:27

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yama-a - この投稿者のレビュー一覧を見る

花村萬月という人はセックスの描写にかけては追随を許さないすごさがある。この作家を最も際立たせるのはセックスの場面ではないだろうか?──そんなことを書くと、「花村萬月の実力を矮小化している」という批判を頂くのかもしれないが、いや、この際ほかの場面なんてどうでもよくなるくらいセックスがすごいのである。女性の目から見れば「都合が良すぎる」という声も聞こえそうだが、もうめちゃくちゃに気持ち良さそうなセックスなのである。読んでいて劣情を催すこと間違いなしなのである。
この物語はフリーターの家庭教師がヤクザの組長の娘の家庭教師になるところから始まるのだが、初めは読んでいてなんとなくのめり込めない。主人公の鷲津の性格がはっきりしない。弱い男であると文中にも書いてあるのだが、必ずしも弱いようには読めない。軟弱なのかしたたかなのかよく判らない部分がある。両義性を持った男という規定もなされているようだが、描き方としては不分明という感じが強い。性格について文中で語りすぎている嫌いがある。
ところが、堅気の鷲津がヤクザの修羅場に巻き込まれるに至って、漸く鷲津の弱さが際立ってくる。本当に面白いのはここからである。女、博打、暴力、暴走(カー・チェイス)、そして死──エンタテインメント要素てんこ盛りで息をもつかせぬ展開になって来る。
そして、鷲津が京都に旅行する話になってストーリーはやや停滞。そのかわりここでもセックス、セックス、セックス!
東京に戻ってからはもう完璧にヤクザ映画の世界である。しかし、その中で堅気の鷲津がヤクザに染まってゆくかと言えばそんなに甘いものではない。ここで鷲津が急にいっぱしのヤクザとなって大活躍でもしようものならせっかくの巧妙な設定が絵空事になってしまう。作者はその点をちゃんと踏まえている。鷲津がいくら経験を積んで度胸がつき、考え方に変化が現れたとしても、所詮堅気として超えられない限界がある。限界があるから苦悩が生まれる。──それがこの小説の鍵となる構成であって、この小説が面白い所以なのである。

巻末の「解説」はひどかった。先にこれを読んでいたら、本編を読む気にはまずならなかっただろう。解説者は本作品の哲学的な要素を随分お気に入りのようだが、私はむしろ「良質のエンタテインメントである」と強調したい。

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紙の本

アウトロー

2002/04/17 23:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しげる - この投稿者のレビュー一覧を見る

萬月氏お得意のアウトロー物です。もっとも萬月氏自身アウトロー的な存在なのでしょうがないですが。
自分を押さえ、上手く世の中に溶け込んで生きていく事の出来ない人々の人生模様を描いた作品。表面上はエンターテイメントしているが、その実読者にお前はそんな生き方で良いのか? と疑問を呈しているのである。
どう読むかは読者次第です。1600枚の大作なので通勤電車で読むのは一寸きつかったです。又、表現がしつこいと思わせる部分や、やたらと難しい漢字を使っている部分がかなり目に付き、エンターテイメントとしては疑問の残る一冊です。
個人的には、「エネルギーは有限・時間は無限」と言う下りは気に入りました。

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2006/05/26 00:09

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