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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.2
- 出版社: PHP研究所
- サイズ:20cm/222p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-569-62011-6
紙の本
勝負運の法則 「ツキ」と「実力」の関係
勝ち運を摑む人、逃す人の違いとは? 天才棋士とギャンブル学の権威がツキを呼び込んで勝つ考え方、行動を具体的に語り尽くす。【「TRC MARC」の商品解説】
勝負運の法則 「ツキ」と「実力」の関係
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著者紹介
谷川 浩司
- 略歴
- 〈谷川〉1962年生まれ。棋士。平成9年通算5期目の名人位獲得で永世名人の資格取得。
〈谷岡〉1956年生まれ。大阪商業大学教授、学長。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論。
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紙の本
企画倒れ
2002/04/04 22:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
「谷川浩司と谷岡一郎に勝負ごとを語らせる」というアイデアは良かったが、内容は正直なところ期待はずれだった。テーマがテーマだけに、どれだけ説得力ある議論を展開できるかが芸の見せどころだが、対談という形式ではそれが難しかったようだ。数ページごとに登場する「法則」も意味不明でわずらわしい。
紙の本
実に示唆に富んでいる二人の言葉は、ビジネスパーソンにも感銘を与える
2002/02/28 22:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松尾順 - この投稿者のレビュー一覧を見る
将棋の天才、永世名人の谷川浩司氏と、「ギャンブルの社会学」というユニークな講座を持つ、大阪商業大学教授、谷岡一郎氏の対談録。全文話し言葉で書かれた対談録だからさくっと読めるが、かたや将棋の世界で頂点を極めた勝負師、一方、谷岡氏は、コントラクトブリッジを始め、さまざまなギャンブルを実践・研究する第一人者である。それぞれが語る言葉は、実に示唆に富んでいる。
谷岡氏によると、実力が伯仲している勝負の場合、「ツキ」が勝敗を決することが多いが、これは確率論で説明できることであるという。本書では、10円玉を投げ上げて表か裏が出る確率はフィフティ・フィフティであるにも関わらず、実際には繰り返し裏が出たり、表が出つづける時期があることを例に上げている。長く続けていると、確率的には5分5分に近づいていくが、ある時期だけを取り出してみると、ずっと同じ現象が続くため、「ツキ」があるように思えてしまう。
だから、逆に言えば、ある時期に、勝負事で連敗が続いたのだとしても、「ツキ」がないとして落ち込む必要はないと言う。そして、「実力」と「ツキ」の関係についての谷川氏からの質問に対して、「勝てる時はいつ来るか分からないわけですから、そのときにいつでも自分の実力を出せる状態にしておけば良いわけです。つまり、実力を維持しているということがいちばん大切ですね」と谷岡氏は答える。
さて、谷岡氏がたたみこむように投げかける、対局中の打ち手の読み方や「光速の寄せ」の秘密についての質問への谷川氏の回答は圧巻である。天才の思考法のすごさを垣間見ることができる。「ある局面をパッと見たときに、直感的に印象を得るんですね。“好き”とか“嫌い”とか、“美しい”とか“美しくない”とか…」中盤戦ではこういった感覚的な部分で次の打ち手を読んでいくという。
普段の仕事にも参考になるような考え方が語られる本書は、将棋やギャンブル好きでなくとも楽しめる本である。(bk1ブックナビゲーター:松尾順/Eビジネスプロデューサー)
紙の本
目次(上)
2002/02/14 15:02
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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
■目次■
まえがき
第一章 一歩踏み込む勇気が、「運」「ツキ」を呼ぶ
◆「ツキ」と「実力」の関係とは
二十代の自分に勝てるか
法則1◆総合力で上回る
挑戦しつづける人間が、長い目で見れば絶対勝てる
法則2◆長所だけでは、勝てない
自分を押し通す人間が強い
法則3◆周囲を気にしない
連勝・連敗は必然に過ぎない
法則4◆連敗は、ツキがないわけではない
普段の実力を出すことがツキを呼ぶ
法則5◆ツキは、確率の法則に従っている
「大数の法則」と実力の関係
法則6◆精神面の充実をキープする
自分の原点に立ちかえってこそ、自信を取り戻せる
法則7◆楽しむことに徹する
スランプを脱してツキをつかむとき
法則8◆「相手より弱い」と考えない
実力があっても、いい手が続くとは限らない
法則9◆実力があっての運である
九割の手は考えないで捨てる
法則10◆直観で取捨選択をする
いらない情報をいかに早く見極め、捨てるか
法則11◆自分で考えてから、情報を入手する
対症療法的な研究では意味がない
法則12◆多人数の研究で見えてくるものもある
情報を嗅ぎ分ける“セレンディピティ”とは?
法則13◆直観は磨ける
戦法は変わっても「攻め」の棋風は変わらない
法則14◆脳の別の部分を使う
勘の冴えたときは百点満点の手が
法則15◆何かに打ち込む
度胸ある人間が、勝負を制す
法則16◆過去を吹っ切る
すぐに忘れることで、勝ち運に乗れる
法則17◆普通の状態こそ、すでにツキを呼んでいる
第二章 結論から逆算して考える
◆「集中力」と「構想力」
後輩に学べ——ただし自分を見失うな
法則18◆基本的長所を残し、他者の長所を取り入れる
優れた人と会う前は徹底的に準備し、その真髄に触れる
法則19◆勝負の前には、準備が必要である
自己管理ができない人間に勝負師の資格はない
法則20◆規則正しい生活をする
頭の中に空白部分をつくれ
法則21◆積極的にストレス解消を行う
集中力を維持するためには、シナリオを考えて臨め
法則22◆集中とリラックスを巧みに繰り返す
勝負を生むための思考のリズム
法則23◆三十分単位で考える
勝負は芸術ではない、勝てばよい
法則24◆「負けていい」と思った瞬間に負けは決まる
与えられた時間でベストをつくすのがプロである
法則25◆時間は、あればいいというものではない
時間とは、戦いの重要な要素である
法則26◆細心の配慮が気力の充実につながる
相手より一手前に攻めの行動を起こす
法則27◆相手の攻めを呼び込んで「責める」
苦しい時こそ、勝負を諦めるな
法則28◆自分を客観的に見る
「光速の寄せ」の原点は、詰め将棋づくり
法則29◆結果から逆算して思考する
詰め将棋が生んだ「逆転の思考術」
法則30◆解くためには「作る側」に立つ
自分の趣味を得意技に転じる
法則31◆遠回りこそ、近道となる
勝つために負けない形を知る
法則32◆絶対に詰まない形を覚える
勝利の理想形を実現する構想力
法則33◆作ることは、解くためのイメージ・トレーニング
相手の立場を瞬時にイメージする視野逆転術
法則34◆相手の立場になってこそ、自分が見える