講座社会学 １６ 国際社会

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投稿者：こや　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

国民国家を前提とした考え方を問い直し，国際関係や諸社会間の関係に注目して社会の構造と変動をとらえる．
〈主要目次〉
1　総論　国際社会学序説——現代世界と社会学の課題（小倉充夫）
2　産業再編成と労働市場の国際化（小井士彰宏）
3　エスニシズムとマルチエスニシティ（吉野耕作）
4　宗教と重層する地域（加納弘勝）
5　社会変動と国際的条件（小倉充夫）
6　音楽と国際化
　　I　音楽文化の国際化と音楽の内発的発展の可能性（岩村沢也）
　　II　ポピュラー音楽と国際移動（西村秀人）
【担当編集者から】
　現在社会学においては，エスニシティやグローバリゼーションなど「国際社会」に関係する研究分野がたいへん関心を集め，さまざまな観点からの研究が盛んに行なわれています．「一国的」分析からぬけだそうとするパラダイムの転換が勢いよく進行しているのが感じられます．そのような状況のなかで，本巻では，世界各地の実証的な研究の蓄積をもとに，現代世界のリアリティを国際社会学的観点から明らかにしようとしています．