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紙の本
25世紀のホームズ
2002/07/28 03:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:木野下 - この投稿者のレビュー一覧を見る
25世紀末を舞台に、女性刑事シャーロット・ホームズが、フラワー・デザイナーのオスカー・ワイルドと共に、奇怪な連続殺人事件に挑むSFミステリです。
シャーロキアンとしては、ホームズ譚の存在を根底に感じさせるエピソードや、ハル・ワトスン警視という登場人物に注目してしまいます。
にわかSFファンとしては、現代の英国SFを楽めるのが嬉しいところです。
紙の本
「年齢は肉体をしぼませない。習慣は肉体を衰えさせない…」
2003/08/18 23:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:成瀬 洋一郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
遺伝子工学を駆使するフラワー・デザイナー、オスカー・ワイルドが、女性刑事シャーロットと共に謎の連続殺人事件の犯人を追う。
かなり厚めの本だったが、一気に読んでしまった。
SFミステリと題されているけれど、確かに読み終わって連想したのは内田康夫の作品だった。取り立てて凝ったトリックは使わず、主人公たちが手がかりを追ってあちこち移動し、さまざまな場所を訪れ、いろいろな人と話をし、その過程で訪れた土地の歴史や地勢を知り、人の交友関係や過去を探り当てていくうちに謎が解けていく。そういうタイプの話だ。ただ、ここでワイルドたちが訪れるのが倉敷や神戸といった日本の都市ではなく、25世紀の未来都市や遺伝子操作の産物が跋扈する孤島であり、彼らが出会うのは遺伝子工学者たちというだけだ。
この未来世界のオリエンテーリング・ミステリには、同じ世界を題材にした次の作品を読みたいと思わせるだけの力があった。
紙の本
若干の違和感
2002/07/18 00:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリフィド - この投稿者のレビュー一覧を見る
最先端テクノロジーを全面的に取り入れた未来観の上に構築された、
もっと書かれてほしいと思うタイプのSFなのだが、この作品はどう
もいけない。
19世紀世紀末の匂いに溢れた、わたしも大好きなスノッブな趣味に
走っている作品なのだが、その趣味に走る走り方にも、足が縺れる
ような齟齬を感じざるを得ない。あ、そうそう、話の枠組みはミス
テリーなのだが、そっちの方もいまひとつぱっとしないのだ。
と云うわけで、魅力的な道具立てが揃っているものの、いまひとつ
訴えかけてくれるもののない、惜しい作品である。妙な話だが、もっ
となんとかならなかったんですかと、作者に文句を言いたくなって
しまった。
が、もしかすると読み方によっては良かったりするのかもしれない。
これを好きな人というのはいるのだろうかと興味もあったり。