「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
書店現場での日常は、とても劇的だ。それは読者がいつもすでに何かを抱えて書店にやってくること、予想もしなかった出会いがありうること。劇場としての書店からのメッセージ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
福嶋 聡
- 略歴
- 〈福嶋聡〉1959年兵庫県生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。ジュンク堂書店入社後、サンパル店、京都店10年勤務を経て現在、池袋本店副店長。著書に「書店人のこころ」ほか。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
この人といっしょに働きたい
2002/10/01 17:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:杏実 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上京すると、時間のゆるすかぎり、この著者の働くジュンク堂書店には、立ち寄るようにしている。本好きにとって、ここは聖地である。
書店を劇場にたとえているこの本は、タイトルだけでも目からうろこ、であった。
書店人であり、演劇人でもある著者の本領発揮!の本書は、本を愛してやまない者のバイブルとなる。
読了していま思うことは、ただひとつ、この人といっしょに働きたい!!である。
紙の本
本屋さんへ行こう
2003/07/23 02:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆうどう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ちょっと前に、『なぜ人はジュンク堂書店に集まるのか』(渡辺満著、自由国民社)という本を読んだ。こちらはジュンク堂書店の「元大番頭」さんが書いたものだが、今度のは店員さんによるものだったので、本屋で見つけて思わず買ってしまった(どちらも同時期に発行された本である)。ジュンク堂って、なんて自由でのびのびした書店なんだろう! そして、本屋について書かれた本がいくつも書店に並び、しかも再版を重ねているということは(手にした本書が2刷だった)、本好きって、けっこういるもんなんだなぁ。日本も、まんざら捨てたものじゃない!?
本書では、書店を劇場に、書店員を役者(それも名脇役)、店長を演出家になぞらえながら、本を売る現場を生き生きと描いて見せてくれる。模範的な書店員になるための、シナリオ仕立てのエチュード(練習問題)あり、常識に反した書店員の心得集「書店人・10の逆説」あり、「付録・賢い書店の利用法」ありと、盛りだくさんの趣向だ。
多少、奇を衒いすぎている面もあるが、実際に演劇活動を行っている著者によるものであれば、ご愛嬌というものであろう。
紙の本
本屋さんとお芝居が好きなヒトのために
2003/01/11 01:30
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりる - この投稿者のレビュー一覧を見る
「本屋を劇場にたとえるなんて、ちょっと面白いね。でもこの口上ってのがなんかうさんくさいよ。2000円? やめとこう」。
本屋さんでこの本を手にした時にこう思ってしまった自分を、僕は責められない。実際、読み終えた今でも、この口上と目次を見直して「これじゃちょっと可哀想だ」と思ってしまう。ちょっと気のきいた比喩を思いついて膨らませたんだろーな、くらいにしか感じなかった。
福嶋聡さん、ごめんなさい。
まず、本文始まって最初のエピソードを読みながら、安藤哲也さんの文章を思い出した。『本屋はサイコー!』で感じた書店人の誇り、売れる本を奥に置いてお客さんを店の奥へ誘い込むというセオリーに反する新哲学、に、似てる! こいつは面白い本に違いない、という予感がした。
直後、福島さんが実際舞台演出の仕事をしていたと書いてある。気のきいた比喩なんてとんでもない、体験に基づくしっかりとした演劇論かつ書店論だったのだ。
本屋さんについて、お芝居について、ちょっと分かったつもりになっているあなたに新しい視点を与えてくれる一冊。