「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
紙の本
バトル・ロワイアル 上 (幻冬舎文庫)
著者 高見 広春 (著)
西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。城岩中学三年B組の七原秋也ら四十二人は、修学旅行バスごと無人の島へと拉致され、政府主催の殺人実験を強制される。生還できる...
バトル・ロワイアル 上 (幻冬舎文庫)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
西暦一九九七年、東洋の全体主義国家、大東亜共和国。城岩中学三年B組の七原秋也ら四十二人は、修学旅行バスごと無人の島へと拉致され、政府主催の殺人実験を強制される。生還できるのはたった一人。そのためにはただクラスメイト全員を殺害するのみ――。現代日本を震撼させたジェットコースターデスゲーム・ノヴェル、ついに文庫化!【商品解説】
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
親が知らない「子供たちが読んでいる」本
2003/04/27 08:58
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yhoshi2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
バトル・ロワイヤル。99年の刊行以来、これほど世の親たちや「教育者」に嫌悪された小説も珍しい。そして映画化(最近亡くなった深作欣二のメガフォン)でまたまた議論沸騰。結局、作中に多数の中学生が登場するのに、その中学生が劇場では見られない(R15指定)という事態にもなったいわくつき。最近文庫化されてハンディになったのを機会に、出張のお供に読んでみた。なるほど殺戮の描写はなんとも「映画」的で「残酷」なのだが、一方でその残酷に至る中学生個々人がしっかり描かれていて、彼らの中学生活の鬱屈、退屈、嫉妬、嫌悪などがリアルにこちらの心に届いてくる。なるほど、手ごろな武器と戦場(やっぱり無人島が一番)が与えられ、「自分が生き残るため」という「まっとうな理由」があればいまどきの中学生は級友だって殺すかもしれないとだんだん信じ込まされていくという仕掛け。このストーリー、1990年代の日本の中学生の真実に意外にも最も近いところに位置するのかも知れないと思えてくる。たまたま周りの大学生10人に聞いてみたら、なんと8人がビデオでみた答え、本を読んだというのも6人。読書離れの今日、この数字はなるほど驚異的。これだけ読まれているという現実自体がすでに社会現象といってもいい。というわけで、世の親は是非一読すべしというのが私の結論。子供たちは単に「殺戮」場面を面白がっているわけではないのだ。ところで、てっとり早くビデオでというのはお勧めではない。2時間の映像に42人の人生を詰め込むのはさしもの鬼才深作監督にも無理だったようだ。
紙の本
上下巻ではないやつ
2021/04/25 04:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
これしか出てこなかったので一冊まるまるの感想をこちらに。
まず、初めて読んだのは12歳か13歳の頃で、当時はとにかく刺激的でドキドキしながら読んだ。泣いたし、怒ったし。
そして今、20年近く経って読んだ感想は、やっぱり最高に好きだということ。
この作品に出会ったから、自分の今の読書傾向が出来上がったようなものだし、なんといってもこの分厚さ(700頁近い)で全く飽きないのがすごい。
映画の情報が頭に強くあるから、どうしてもそちらが残るけど、映画しか観たことない人は小説を読んでほしいってずっと思ってる。
これからも手元に置いて、また内容をうっすら忘れた頃に読み返すんだと思う。
好きな人物は変わらずずっと貴子さん。