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彼女について私の知っている二、三の事柄(朝日文庫)
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.10
  • 出版社: 朝日新聞社
  • レーベル: 朝日文庫
  • サイズ:15cm/329p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-02-264296-7
  • 国内送料無料
文庫

紙の本

彼女について私の知っている二、三の事柄 (朝日文庫)

著者 金井 美恵子 (著)

彼女について私の知っている二、三の事柄 (朝日文庫)

821(税込)

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みんなのレビュー9件

みんなの評価4.4

評価内訳

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キワモノ(たち)でよかった?んだよね。たぶん。

2003/02/19 00:45

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KANAKANA - この投稿者のレビュー一覧を見る

『文章教室』『タマや』『小春日和(インディアン・サマー)』『道化師の恋』と書かれてきた、いわゆる「目白連作」の最新作…らしい。というのも、私が金井作品を読むのはこれが初めて。あとがきで『小春日和(インディアン・サマー)』の十年後を書いたものだということを知って、あわてて書店に走ったくらいだ。

何の予備知識もなしに飛び込んでしまった「桃子・花子・おばさん」の世界だったけれど、すべての路線からこぼれてしまったキワモノ(たち)がかっとばす悪罵の数々が、そうとう小気味よい。
女三十、もう少しハングリーに育っていれば、とうの昔に結婚に向かって滑りこんだだろうし(できれば玉の輿で。でもそうでない人もあきらめてではなく)、もうわずかでも小金持ちだったら、誕生日に母親から説教—高学歴で定職にもつかないで結婚もしていない三十女は、心構えとして、爪に火を点すようにして少しでも貯金しておかなきゃ、いざっていう時に、自立した女とかなんとかって大言壮語できないよ—を頂戴することもないだろう。

たしかに定職なし、彼氏なしの私・桃子ではあるけれど、新潟で旅館の女将をしている母も、くせものだ。桃子さんは東京でどうしているのかと訊ねられたら、ブラブラしてます、なんて、恥しくって答えられやしないさ—と「地元密着型おふくろ」丸出しで、桃子と小説家のおばさん(桃子のおばさん、なので実の妹)を叱咤激励しては実社会へ立ち返らせようとする任務を全うするかと思いきや、「無職の趣味人、ただし資産家」と結婚して旅館をたたむといきなり宣言する。

また、前作でいみじくも斉藤美奈子さんが「少女小説の仕返し/恩返し」で解説していたように、ヒロインは数奇な運命にもてあそばれる(多くは父母との死別ないし離別)少女小説の型を踏襲している。
桃子・花子の場合、どちらも父の影は薄い。いやもとい、立場がない。桃子のおやじは彼女が子どもの頃離婚して、フラワーアーティストの恋人(男性)と暮らしているし、花子のおやじは自分の娘がウェイトレスのアルバイトをするとは若い娘の「転落」だと説教をたれるわりには、セクハラ疑惑で編集部をとばされたり、ついには家を出奔してしまう。
結局、人生からいつもみごとな肩すかしを喰うのが、彼女(たち)の日常なのだ。

そして私は覚悟した。だれがまともな路線をいっているのかは、どうせだれにもわからない。キワモノでいこう、と。
だってあと何十年もすれば、キワモノだろうが、小市民だろうが、どうせきれいさっぱりこの世からいなくなっちまうんだから。

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2008/06/12 04:49

投稿元:ブクログ

小春日和の続編。フェイク人生論的な、このたまらないいい加減な世界を表出してしまう著者のスタイルにはただ打ちのめされる。

2006/12/11 09:48

投稿元:ブクログ

金井さんの小説で、これが一番お気に入り。テンポよく、痛快。センテンスがきれいなのはいつもどおり。そして知識に脱帽。

2011/08/21 23:23

投稿元:ブクログ

金井さんは、改行がほとんどない特徴のある文体なのだけど、テンポが良くて文体が好きな作家の一人。

だけどあまりの余白のなさに(最近の本と比べると)、読み始めるにはチョイと勇気もいる。

特に大事件が起きるわけでもないのだが、言葉の言い回しとか映画や本からの引用や流行りが散りばめられていたりするところがいいのかな。
紅梅荘での生活はなかなか魅力的だったりする。

2008/09/04 00:49

投稿元:ブクログ

続編とはいえ同時進行的だと思わされる流麗さ、というよりも一貫性のある独特の文章術にあてられてしまいそうな毒気。

2013/03/28 20:36

投稿元:ブクログ

【読み途中】以前に開いたときには、文体になじめなくて、読み進められなかったのだけど、今回はなぜか、笑いながらたのしく読んでいる。本はこういうことがあるから面白いなぁ。
読み終わりたくないような、読み終わって、このシリーズや、著者の他の本にも早く移りたいような。

2006/11/24 08:53

投稿元:ブクログ

新刊の「快適生活研究」を読んだら、目白4部作の懐かしい面々が!!これは、もう4部作も一気読みだぁ!と4冊プラスこの「彼女(たち)・・」も購入したわけです。覚えのために書いておけば、「彼女(たち)・・」は「小春日和」の10年後。そして「快適生活研究」は「彼女(たち)・・」の10年後。愛すべき、桃子、花子、作者を思わせるおばさんなどなど、相変わらず辛らつな女のおしゃべりを展開してくれていて、気持ちがいいやら、痛いやら。それにしても、今回、気づいて興味深かったのはこの「彼女(たち)・・」だけが単行本、文庫とも絶版になっていたこと。どうしても欲しかったので、アマゾンのユーズドで買ったのですが定価より高いユーズドなんて、私の主義に反するぞ!なんて。しかも、文庫のほうが高いってどういうわけ?でも、確かに文庫用あとがき、や、解説を思えば、高くたって文庫だよね、と思い、それはあとがきに関していえば、「久々に自作を読んで、『ここまで面白く書けるのは、まさしく作者の手腕であり』」との自画自賛に\(~o~)/(*^_^*)やっぱり文庫にしてよかった、と思いつつ、解説は、持って回った「……」だらけの読みにくさ。金井さんはこの解説で、いい、って言われたんだろうか、なんて、柄にもなく、私まで辛らつになってしまって。でも、この作品だけが絶版、ってわかる気がするんですよね。実は、私も出版されてすぐ読んでいるのですが、桃子の将来の生活の展望のなさに、他人事ながら心穏やかでいられず、さらに悪いことに我が身の老後のことまで(しかも、具体的に貯金の額まで脳裏に浮かんで心配になって!)暗雲たちこめる、といった調子にどよんとした気分になってしまったものだから、図書館から借りて、一回読んだきりで、買いもしていなかったというわけなのです。「快適生活研究」では、桃子は不本意とはいえ、地方の大学の非常勤講師の口にありつき、平凡な市井人の私は、あぁ、よかった、とほっとして、それもあって「彼女(たち)・・」を読み返せたのかもなんですよね。でも、「彼女(たち)・・」では、花子のお母さんのパテ屋さんでバイトをしている元大学の非常勤講師である山内さんに、いかにその職場がつまらないか、と言わせているところが用意周到というか、金井さんって食えない!というか。実は、たった今、読み終わったばかりなので、思考回路が、金井美恵子になっているみたいで、それもなんか、いつもと違う自分(案外、本質?)面白いので、このままアップしちゃいます。(*^_^*)

2013/07/27 15:26

投稿元:ブクログ

ちゃんと年代を調べずに、タイトルだけで、結構初期のものだろうと当て込んでしまったのですが、もうそのへんからして金井美恵子に怒られるだろうなあと思わざるを得ませんでした。

えー、いつもながら読みながらの感想を少し。

すごい金井美恵子ゴダールの『ヌーベルヴァーグ』見たのか…!私はあれはアランドロンが酷い役で出てるのと、大学のAV図書室みたいので見てて落ち着かなかったのとかで結局途中で挫折したままだ…。やるな金井美恵子。

なんなの、ゴダールに出て来た言葉を使って、庭と散文と結婚は全て人工的なもので、どれもに手入れは不可欠である、なんて、実際大した意見ではないかもしれないけれど、そういうふうに一見かけ離れたものたちをささっと繋ぎ合わせて、ぽんと提示してくれる感じ、美味しすぎてよだれでまくり。

自分の頭が弱いからこういう自然らしい頭の使い方をされるとコロっといっちゃうんだよな…。しかもそれを小説の中でメタッぽく使ってるのも美味しすぎる…。ぐぐぐぐぐ。
そういう、文学的にくだらないことを考えられるっていいよなああああああ。

いやしかし自分の小説が入試に使われたのを、そのまま引用して小説に組み込んじゃうのも、楽しかったなー。

あれだな、ゴダール好きとか言う人は結構多いけど、実際に言及したり意見を述べたり出来るだけの(度胸のある、あるいは不遜な)人は少なくてつまらない。本当は、難しそうなものでも、どんどん料理してくれたほうが楽しいんだ。馬鹿にされたって、批判されたって、傍観してるよりは面白い。

などとつぶやきながら読んでいたのですが、このような発想はさらに金井美恵子によって語られることになりました。
「「気狂いピエロ」に出てくるのがフリッツラングでしょ」」とと身に付いていない知識をなんとなくオシャレで開陳してくる子に対し、「いやそれは「軽蔑」だろ」と冷たい視線を向けるところとか、後にいろいろとうんちくを言ってくる「小林」という人物は、彼女たちと食事をしながら、「聖パウロ」がどのような文脈の中で働かざるもの食うべからずと言ったのか?と尋ねられ、何となく自分の知っていることを断片的に話しはじめて、「それで、なんでなの?」と突っ込まれて、いやーそこは知らないんですよね、という回答に「知らないことを語るべからず」と言われてしまう。

金井美恵子の膨大な知識は、開陳されるときには必ず(多分)必要にかられて、身に付いたものとして語られるのであって、それらはすでに知識というものを離れて、生活感のある知的体験になっているというか…(「あっ」)。
彼女と渡り合うのは、そうとうな力が必要であることは言うまでもなく、読んでいるからこそ蚊帳の外から少しハラハラしつつ「知らないことについては黙ってる」的なスタンスで知的冒険を楽しませてもらえるのだけど、こういう小説、(小説だよなあ、いちおう)本当に贅沢品。しかし、「金井美恵子」という言葉は、お金を出して本を買って適当に読めば、金井美恵子体験OKというような、ルイ・ヴィトンのようなファッションで使われてはいけないのである、雰囲気を出す小道具として使われてはいけないのだ、決して決して決して。
恥をさらし批判される勇気を持って初めて、金井美恵子について思うこと、を述べることが許される、毅然とした贅沢品なのである。(というか知識や芸術というものがそうであると思うのだけれど)

それから、この文庫の解説がとってもよかった。にぶやたかし、という男、面白いし親切だ。

何度でも帰って来れる。

2013/11/16 10:02

投稿元:ブクログ

『小春日和』の十年後、相も変わらず目白の紅梅荘に住む桃子と、花子と小説家のおばさんの日常を綴ったものだが、表題からも明らかなように彼らの会話と関心の端々にはゴダールなんかも鏤められ、あるいはフローベールでも『ボヴァリー夫人』ではなくて、ちょっとネエチャン騙しの『感情教育』だったりと、彼らに言わせれば「プチブル教養主義」的な、いたって「閉じられた」小説世界が展開する。彼らの周辺を含めた世間話につきあっているようでもあるのだが、これが何とも面白くて、時々は釣り込まれて笑ってしまったりもするのだった。