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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.11
- 出版社: サンマーク出版
- サイズ:19cm/271p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-7631-9479-8
紙の本
自殺って言えなかった。
「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」 自殺で親を失った子どもたちが胸の内を綴る手記集。あしなが育英会から奨学金を受けている大学生、専門学校生で組織する自死遺児編集委員...
自殺って言えなかった。
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商品説明
「もう逃げない。堂々と生きていきたい!」 自殺で親を失った子どもたちが胸の内を綴る手記集。あしなが育英会から奨学金を受けている大学生、専門学校生で組織する自死遺児編集委員会が、自分たちの「思い」をまとめた。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
残された者が背負う痛み。
2003/11/14 20:05
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ポカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の死は、残された者たちに、悩み苦しみ痛みを与える。
そう思う。
死んだ者に対して、「あのときああすればよかったのに。こうすればよかった。」と、自分を責めて生きていかなくてはならなくなる。
病気や事故で亡くなったことにさえ、そういう思いはあとからあとから湧いて出てくるのに、ましてや、自ら命を絶たれてしまっては、その思いは強く大きく、押しつぶされそうになる。
この本は、親を自殺で無くしてしまった遺児たちの心の叫びだ。
けれども、この叫びによって、彼らは、
自分と向き合い、親の死と向き合い、世の中と向き合おうとしている。
家族を残して自殺してしまった人の苦しみや哀しみははかりきれないものだろうと思う。
けれども、残された者が背負う事の大きさも並大抵では無い。
悲しみとか憎しみとか寂しさとか、そういうことばでは表せないような感情の渦を抱えて、その渦に飲みこまれそうになりながらも必死で生きていかなければならないのだと思う。
ここから抜け出すのは、たいへんなことだと思う。
しかし、この渦から抜け出そうとしている姿があった。
これは、力強いことだ。
生きる力を見る思いだ。
自殺をする側、される側。
どちらの苦しみも増やしたくない。増やしてはならない。
紙の本
残された家族の悲しみが伝わる
2002/12/16 15:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオトリさま - この投稿者のレビュー一覧を見る
長引く不況もあって、近年自殺者が急増している。
自殺は禁忌とされ、家族は「自殺」と言えないでいる。
その事が残された子供により深い傷を負わせる。
遺児達は、「ぼくがお父さんの自殺のサインを見逃してしまった」「私さえいなければ父は多額の借金をしなくてよかったのに」と自責の念にかられている。
家族の手記は文章は上手ではない。それだけに生の苦しみが伝わってくる。
病死とも事故死とも違う形で肉親を失った家族の傷の深さ・悲しみが心に突き刺さる。
紙の本
内容紹介
2002/11/25 18:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1988年、年間の自殺者が3万人を超えました。とくに働き盛りの40〜50代の男性は、前年比150%の急増という状況です。それに伴い、自殺で親を失った遺児=自死遺児も激増。就学する若者たちの奨学金の援助と心のケアをつづける「あしなが育英会」によれば、98年に奨学金を受けた自死遺児が21人だったのに、01年度は8・5倍の178人にまで増えたそうです。親を自殺で失った子どもたちは想像を絶するほどに苦しみ、自責の念にかられています。そんな子どもたちが手記集を刊行いたしました。13人の大学生や専門学校生が中心となって思いをつづっただけでなく、10代の学生や残されたお母さんたちの声も集めた初の単行本。同じ境遇の子どもたちだけでなく、その親の世代の方々にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。
◎【体験】ずっと、生きていてほしかった。
◎【文集を読んで】ボールを投げてくれて、ありがとう。
◎【妻たちの声】いつまでも、忘れられない。
◎【座談会】たくさんの壁を乗り越えて。 ほか(サンマーク出版ホームページより)