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紙の本
信じたい奇跡。
2003/05/06 19:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:monet - この投稿者のレビュー一覧を見る
きっとまた会える…
相手に運命めいたものを感じつつも、いやそうだからこそ二人は
「運命の力」を信じて別れます。
何ともドラマチックなニアミスを何回も経て、最後にはお察しの通り。
この物語の魅力は、そんななさそうだけど誰もが心の奥では信じたいと
願っている奇跡を巧みに操っているところでしょうか。
恋に恋した事がある人なら「いいなぁ」とほんわかした気持ちになること
請け合いです!!
ニューヨーカーの生活もチラッと垣間見えて、そのさじ加減がかっこいいですよ。
紙の本
ラブストーリーはベタなほうがいい。読み手が雰囲気にのまれてしまえばいいのだ!!
2012/01/12 13:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
竹書房の映画文庫シリーズ。映画の脚本を翻訳して文庫として出版している(のだと思う)。わたしは何気にこのシリーズが好きだ。面白かった映画やドラマのノベライズ作品は、思わず読みたくなる。映像で観るのと、文章を読むのとではまた違った雰囲気を楽しめるから、二倍お得な感じがする。原作ありきでドラマ・映画化された作品も悪くはないのだけれど、先に原作を読んでしまっていたら、幻滅することも多い。その点、映画のノベライズ化作品は幻滅することもなく、ただたんにお得感を感じられるところが素晴らしい。映像で仕掛けのある作品だったりすると、どうやってこれを文章化するんだろう??と、ワクワクしてしまう。今年でいうと『アフタースクール』のノベライズ化には、もう、一本とられた!って感じ。
さて、物語の舞台はクリスマスのニューヨーク。偶然デパートでひとつの手袋を同時に手にした男女の物語。ふたりはお互いに惹かれながらも、運を天に任せることにする。上記の内容のところでかかれているとおり、その方法はまったくもってロマンチック、わるく言えば非日常、こんなのありえない!っていったところ。
そう、この物語はとてつもなくあま~い、ラブストーリー。そしてもちろん最後はハッピーエンド。だけど、お互いに恋人のいるふたりがハッピーエンドとなる陰には泣くひと(それぞれの恋人)ももちろんいて、自分の経験と重ねられるひとにはほろ苦い作品となっています。
「運命の偶然なんてあるはずない!」と思いつつ、「こういう運命があったらいいなー」と思う。とってもとってもハッピーな気分になれる作品。恋の切なさを読んだり観たりするのもいいけれど、こういうありえないくらいハッピーなラブストーリーもわたしの好きなジャンルのひとつ。できれば「ありえない!」なんてうがった見方をするのではなく、素直に笑顔で読んでもらいたいです。