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紙の本
初めて読んだ辛口批評
2004/02/03 04:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ナンシー関。名前を聞いた事があるけど、彼女の文章を読んだのは
今回が初めてで、「え? そういうこと書いていいの???」とかなり
ビックリした。
ナンシーさんがこの本で辛口に批評している俳優、歌手、芸人たちは
泣く子も黙るビッグネームだったりもする。そして、読んでみて「あ。
この人正しい事いってる!」というのも少なくない(それはただたんに
僕と意見が一致しただけかもしれない)。
一つの批評が短いので電車での移動時間なんかに読んでいたのだけど、
山瀬まみさん、柳葉敏郎さん、マイ・リトル・ラヴァーの文章を読んで
いて思わず吹き出してしまった。とりあえず顔を顰めて奥歯がいたい
ふりをしてその場をしのいだけれど、それほど面白い。たぶん、この
本を読んだ誰もが一つくらいはそういう批評にぶつかると思う。そして
ナンシー作の消しゴム版画は特徴をつかんでいて意外と似ている。
キムタクのカッコ良さへの疑問、堂本剛のお笑いセンスに対する疑問、
リポーターとしての大林素子への疑問、河村隆一のCMチョイ役出演
の謎…。とにかくものすごい事をしらっと書いている。
突然やってくる笑いに対抗しながらも電車の移動時間や、寝る前の
ちょっとした時間なんかにもおススメのこの一冊。CM好きな人や芸能
ニュース好きな人にはかなりおススメです!