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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2003.2
- 出版社: 富士見書房
- レーベル: 富士見ファンタジア文庫
- サイズ:15cm/366p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-8291-1494-0
読割 50
風の聖痕 3 月下の告白 (富士見ファンタジア文庫)
風の聖痕3―月下の告白―
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紙の本
自分の大切なものを守るために何をするべきなのだろう?
2003/02/26 00:06
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
このシリーズも3作目になりました。今回は弟、煉くんががんばってます。兄の風術師和麻を尊敬し慕っている煉は、和麻のように強くなりたいと願っている小学6年の男の子。ある夜、公園であゆみに会う。あゆみは煉に「遊ぼう」と誘う。自分と同じくらいの女の子はブランコの乗り方も知らない。何もかもが初めての体験だったらしく、嬉しそうに笑う。煉はそんなあゆみにとても惹かれ、もっと一緒にいたいと思う。だけど、それは難しい事だった。煉一人では、どうにもできないほどの過酷な運命が彼女にはあったから。彼女を守りたい。でも、それは違う誰かの犠牲を生じてしまう。その犠牲を出したくないためにあゆみを奪う男がいた。煉は彼と対峙する。その男も自分の大事なもののために闘っていた。どんな犠牲をはらってでも、自分が死んででも守りたいと男は言う。でも、煉は“どこか違う”と感じた。その疑問を兄、和麻にぶつける。和麻は「自分が死んだらつまらない。みんなでしあわせになろう」と、迷いもなく言い切った。煉の迷いが消え、あゆみを守るため、運命から助けるために煉は走る…。
読んでいて、強さって何だろうと思いました。自分を犠牲にしてでも相手を守りたいと思う人と、相手も自分も犠牲にせずに守っていきたいと思う人。後者は確かに理想です。でも、誰もができることではないでしょう。自分の力には限界があって、どんなに守りたいと思っても、自分より力が強ければ屈するしかない時もあるでしょう。だから、私は煉のように「間違っている」とは思えなかった。決して無力ではないけれど、それでも力が及ばない時は自分の死で自分の大切なものを守れるのなら、それも良しとしたいかなと思ってしまいました。
結構、読む人の感じ方によっては考えさせられる内容です。ライトな感じの作風なので読後感は、さわやか(?)といっていいかも…。ぜひ、読んでみて下さい。
紙の本
煉君大活躍。
2016/03/02 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AKF-ZERO - この投稿者のレビュー一覧を見る
主人公和麻の弟である煉君があゆみちゃんに一目惚れして彼女を守るために大活躍。今回和麻の出番は控えめで、煉と綾乃のコンビが頑張っております。最後の敵は玄武(亀?)のような大怪獣でガメラより強そうでした。そして決戦後の綾乃を慰める和麻のセリフがもうカッコよすぎでしょう!こんなセリフ自分も言ってみたいです。作者病死により未完で終わってしまったのが本当に残念でなりません。あと自分の中ではアニメ化は無かった事になっております。
紙の本
煉くんがんばる
2003/03/06 12:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きるる - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもはひねくれた言動の和麻が主役ですが、今回は煉くんが生粋のヒーロー役を勤め上げるハイパーエレメントアクション!! ストーリーも生贄のためだけに生み出された少女あゆみに一目ぼれ。挫折や葛藤を乗り越え…!?というもの。これまでとは一味も二味も違う一品です。