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商品説明
異質な価値の尊重と複合美の創造を柳のなかに見出し、そしてこの一貫した思想が、自民族中心主義に陥ることなく、国際平和思想に結びついていることを明らかにする。柳研究について包括的にまとめる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中見 真理
- 略歴
- 〈中見真理〉1949年東京都生まれ。一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。現在、清泉女子大学文学部文化史学科教授。主要論文に「太平洋問題調査会と日本の知識人」ほか。
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出版社からのオススメ
2003/03/30 03:15
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こや - この投稿者のレビュー一覧を見る
柳の生涯は民芸運動を超えて多彩である.白樺派,英米文学・宗教哲学,日本文化の個性の追求と朝鮮・沖縄・アイヌ・台湾先住民の文化への注目,一遍への評価——そして一貫して平和を志向した柳.本書はその時代と思想を包括的に浮き彫りにする.装幀・柳宗理
〈主要目次〉
はじめに
第一章 時代の特徴と課題
第二章 思想形成の母胎としての白樺派
第三章 ブレイク思想の受容
第四章 アナキズムとの接点
第五章 「東洋と西洋」の関係の再構築
第六章 東洋のなかの「日本と朝鮮」の位置
第七章 民衆芸術論の抬頭と民芸運動の性格
第八章 ギルド社会主義思想の受容
第九章 平和思想の形成と特質
第十章 戦時下の姿勢
第十一章 戦後の仏教研究の意味
おわりに
[担当編集者から]
柳思想から,平均的な人間が日常に根ざしながら担っていくことのできる平和論を引きだせると考えた著者は柳に注目し,研究をすすめた.この時代が目に浮かぶようである.