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投稿者：カルバドス　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　鮮やかなピンク色の背景に、ポップアートのようなイラスト。内容は分からずとも、かなり興味を惹かれる表紙である。パラパラとページをめくると、期待通り数々のカラフルなイラストが目に飛び込んできた。
　だが、ちょっと待てよ？　確か女性器、それもクリトリスについて書かれていたのではなかったか？　そう思い直し散らばる言葉に目を向けてみると、う〜ん、これがなかなか侮れない。
　中心になるのは“いかにして気持ちよくなるか”なのだが、データ等の詳細は省かれているものの、「１９５０年代の科学者が、神経が集中している部分であることを見つけた」など、理由や証拠がしっかりと説明されているのだ。しかも、全然押し付けがましくない。覚えようなどと意識せずとも、イラストを楽しみながら読み進めるうち、自然と頭の中に入ってしまうだろう。

　日本の性科学は、遅れているといわれている。同時に学校教育の一環としての性教育も遅れているのだが、一方では、小学生に性器を模した器具を使って事細かに説明して、「早過ぎる」と批判された例もある。一概にココといったラインは引けないものの、若年層の性感染症患者が増えている現実を見れば、思春期の精神ケアとトラブルの早期予防の意味からも、中学生になったら詳細な説明を行うのが相応しいように思える。
　本書は、そうした性教育の延長線上に置くことも十分可能だ。女性は自分自身の身体のことを知り、男性は異性の身体のことを知る。ただ、学校の図書室に置くには表現が露骨過ぎる。

　本書を女友達に読んでもらったところ、「肉体関係をもったばかりのカップルが、一緒に読むのがベストかも」との感想だった。私自身も、性教育に絡めたりもしたが、それが一番有意義な本書の使い方だと思う。

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投稿者：三毛猫　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

女の体って知ってるようで知らないことだらけ。
女の子自身がそうなんだから、男の子はもっと知らないハズ。でも、知ってる気でいる男って多くない？　アダルトビデオとか雑誌とか、変な知識ばっかりでほんとに女の体のこと分かってんのかしら？と疑問に思う女の子なら必読！　自分も読んでから彼氏にも読ませましょう。
嫌みのない具体的な解説と間接的な絵なので、読みやすい、とっつきやすい！
女も男もとっても勉強になりますよ。読んで損ナシ☆