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- カテゴリ:一般
- 発売日:2003/07/15
- 出版社: 小学館
- サイズ:19cm/398p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-09-837359-9
読割 50
紙の本
「学び」を問いつづけて 授業改革の原点
著者 佐伯 胖 (著)
いつの時代でも大切な教育の原点を求めて、著者が20年にわたり送り続けたメッセージの数々。子どもの立場からの学びを中心に、まさに現場教師の日々の授業に役立つエッセイ等を収録...
「学び」を問いつづけて 授業改革の原点
「学び」を問いつづけて ~授業改革の原点~
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商品説明
いつの時代でも大切な教育の原点を求めて、著者が20年にわたり送り続けたメッセージの数々。子どもの立場からの学びを中心に、まさに現場教師の日々の授業に役立つエッセイ等を収録。目からウロコの視点!【「TRC MARC」の商品解説】
東京大学名誉教授、青山学院大学教授である佐伯胖先生の30編余りの論文・講演集。教師は授業の中でどのように子どもの活動を豊かにし、学ぶ喜びや意欲をかき立てる鋭く熱い論説集。【商品解説】
著者紹介
佐伯 胖
- 略歴
- 〈佐伯胖〉ワシントン大学大学院修了。青山学院大学文学部教授、同大学総合研究所所長。東京大学名誉教授。著書に「学びの構造」「認知科学の方法」など。
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紙の本
セリグマンの犬をつくらないために
2015/06/07 23:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しみしみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
26の論考と3つの講演記録が収められた全398ページの書籍です。これだけの大著の内容を簡単にまとめることはできないので、佐伯先生の教育界への苦言と理想の教師像を紹介しておきます。
この本の中で佐伯先生は“日本の教育は一言でいって、常に「かくあるべし」という大人の要求と期待を、大声でガンガンと子どもの耳に怒鳴り込んでいるようなものではないだろうか。”と評し、“「セリグマンの犬」はどの教室にもいる。”と述べています。「セリグマンの犬」とは実験の結果、無気力になることを学習してしまった犬のことで、教師と一部の「できる子どもたち」が主導権を握る教育により、学ぶ意欲を失った子どもの存在を「セリグマンの犬」と譬えています。教室から「セリグマンの犬」をなくすためには、教師が腕を磨き、「すぐれた教師」になること、学ぶ側から授業を考えていくことが必要になります。佐伯先生の考える「すぐれた教師」とは、「子どもと文化との出会いを助けるよきパートナー」です。そのためには教師が真摯に学ぶことが大切となります。佐伯先生の言葉を引用すると“子どもに「すばらしい教師」と思われること以上に、知識のすばらしさ、世界のすばらしさ、人間という存在のすばらしさ、そして子ども自身の「自分」のすばらしさを知ってもらうようにするのが教師という仕事ではないのか。”“まず、「知る」ということの、「もう一度知り直す」ということの、本当の喜び、楽しみを味わってほしい。わかっていると思うことをもう一度、原点から問い直し、わかり直すことのおもしろさを知ってほしい。いつも「新しい発見」に驚き、興奮し、感動してほしい。そうしたら、「これをだれかに伝えないでおられるか」という気持ちがわきおこってくる。とりわけ、最愛の「パートナー」と感激をわかちあいたくなる。授業はそこからはじめるべきだ。”となります。
この本の副題は「授業改革の原点」です。佐伯先生のこれまでの研究成果から学び、「授業改革の原点」を見出してほしいと思います。