紙の本
文芸部がまだ平和だった頃
2018/05/07 23:52
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投稿者:gonna - この投稿者のレビュー一覧を見る
とうとう上・中・下巻の3巻構成になり、物語も佳境に入ってきます。
とはいえ、1冊1冊が比較的薄いので、ボリューム的には言うほど大きくはありませんが(笑)
合わせ鏡の事件で崩壊した美術部の生き残りが、またまた事件に巻き込まれてしまいます。
今回登場する圭子は、本当に主体性がなくて、「事件に巻き込まれるのも自業自得…」としか思えないような子です。
あまりにも自分の殻に閉じこもり過ぎているので、読んでいてイライラする場面は多かったですが、メンタル弱い子ってだいたいこんな感じなのかも…
文芸部も文芸部で、いろんな思惑が交錯してて、「今後どうなるのか?」と、不安にさせられます。
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この本で基城サン(兄)が再登場したのには吃驚。それなりに好きなキャラでした。しかし、一度見てみたいけどそこまで狂えない、そんな情景をよく描いてくださいますな、甲田先生。
蚊帳の外にはもう耐えられない、もっと近くで役に立てれば・・・一度くらい、みんなそう考えるでしょう。誰か好きになったヒトがいれば。ワタシもその一人です。五人が内包していた小さな齟齬が、ひびわれへと変わっていく・・・。
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来ました座敷わらしwこれも結構面白かったですw一巻で死んだ基上。。。その兄はとあるマンションで占い師の仕事を!?
(あやめ)
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甲田作品好きすぎて書ききれない!
基城兄、弟を取り返すために双子を縫う。
とても愛おしく思います。
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一巻に出てきた人の再登場。
しかし、片割れを失っている為、普通とは言い難い人物になってしまってます。
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学校に「魔女」が帰ってきた。そうかと思えば魔女は使徒を何人も引き連れており、その場に居合わせた空目は魔女に宣戦布告。そんな中、「どうじさま」というおまじないをした女生徒が空目たちに相談をもちかける。
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シリーズ第九弾。座敷童子の上巻。失踪していた魔女の帰還、『どうじさま』と言う儀式。人間関係の変化、崩壊。もう、後戻りは出来ないのだ…。ここまで来ると『今までの伏線の回収』敵要素が強くなってきている面があるので、今までの作品も全て読む事を進めます
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とにかく亜紀ちゃんが好きなのです。彼女の性格、生き方に惚れます。
一人空目と亜紀を応援してました。
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座敷童とは「福をもたらす童女の霊」という形だけでなく、愛らしいどころか不気味な姿をしたもの、また福だけでなく不幸の前触れである場合も『座敷童』の範疇に含むとしている。あくまでも
、この童子の本質は『怪異』である事を忘れてはならない。
「―――ようこそ、みんな。“ここ”では久しぶりだねぇ」
その言葉とともに、“魔女”――十叶詠子は聖創学院に帰ってきた。そして、その“帰還”にあわせるように空目恭一ら文芸部の面々の間に微妙な亀裂が入り始める――。
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学人さまのMissingシリーズ☆
学生達の幻想忌憚物語、少しのホラーとたくさんのミステリー。
文芸部の面々が遭遇する異界の者達。
最後まで気が抜けない、鬼才・甲田学人が繰り広げるファンタジーシリーズ!
何も言わずに読んでみろぃ!!!!!(笑)
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ついに座敷童です
沖本の話です…
誰も悪くないのにどんどん悪い方に転がっていって、悲しいです
恐怖もあるけど、それよりも悲しいです
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8巻辺りから面白くなると聞いていたので頑張ってその間読み続けたんですが、全くそのとおりだった。
9巻ではこの話の中では一番自分と思考パターンが似てる亜紀ちゃんが動き出したのでワクワクしながら読みました。続きが気になって気になってしょうがない。
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怪異の物語は終結し、そして世界は異界に反転する…。
欠けた自分を補う不思議なおまじない。
今回のモチーフは座敷童。
微笑ましいイメージの多い伝承ですが、異国の似たような逸話には死者も出ているとのこと…。
民俗学には、不思議で、興味深い事が沢山眠っていますね。
私は普段ホラーなどは全然怖くないと云いますか、耐性が強いのですが、
この物語の怖い点はお化けや怪異ではなく、
人の心によって齎されるものだという事だと思います。
事によっては常軌を逸しているようなこともありますが、
まったく理解が及ば無い物かというとそうでもない…だからこそ怖いのだと思います。
今回の童子様のおまじないだって、
思い返せば幼い頃に似たようなおまじないがあったような気がしますし、
私ももう何だったかは覚えていないにせよ、おまじないの本を読んだり、
何かを実践したことだってあったと思います。
おとり捜査…とばかりに亜紀が童子様を実践するという、
何とも気になる場面で物語は終わっています。
武巳も亜紀も綾子も、みんな、秘密にしている色々な事がある。
でもそれは彼らだけではなく、誰にでもいえる事なのです。
恭介に近づきたいばかりに、聡明なはずの亜紀が危険な事に単独で挑む…
やっぱり女の子は魔女と紙一重ですね。
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座敷童って、幼い子どものことだけを言うのだと思ってたけど、そうじゃなかったんですね。
柳田国男さんの遠野物語、読んでみたいなー。
まさか!一巻に登場した基城がまた出てくるとは・・・!
なんだか亜紀の空目に対するこの「どうじさまをやる」と提案したときの感じを見てると、切ないなーって思えてきます。
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魔女が使徒を連れて戻ってきました。
座敷童というと、あまり怖くないイメージがありますが、流石甲田さん。
私はそんなおまじないは決して、決して実効しないと固く決めました。
冒頭からグロさ全開でした。