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ブラックジャックは出てきません
名医も出てきません
大反響・話題沸騰のリアルを追求した医療ドラマです
主人公の斎藤は何の力もない研修医です
医者、病院、医学・・・
人の生活にに馴染み深いはずなのに、そこはあまりに隔離された世界です
矛盾を見過ごせず、やりきれず、必死の抵抗をする斎藤の奮闘がよりリアルに描かれています
イロイロと考えさせられる作品です
斎藤や患者、医者達が不意に発する一言がガツンと胸を打ちます
泣けますよ
「海猿」の佐藤秀峰氏の作品
絵や表現にかなりアクがあって、人によっては受け入れづらい面もありますが、
必死なところの描写なんかがこの作品に非常にマッチしていると思います
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まだ続くのかよがん編!!とひそかに思いつつ読む習慣がついてしまった今日この頃(笑)。庄司&宇佐美先生のエピソードは辻本さんの治療を進めていく上で必要な前フリだとは思うけど、でもやっぱちょっと長かったなあ。宇佐美先生と児玉さんが結婚するとかしないとかは、ハッキリ言ってあんまり必要なかったんじゃないかと。医者としてではなく個人的な思い入れが入っちゃってるし、それでなくても斉藤先生は患者に対して特別な思い入れをしがちな人なんだからさ、そういうエピソード進んで紹介してどうするよ庄司先生!と、心の中でツッコミ入れまくりでした。結局完結も次巻までお預け。間延び感は否めず。しかし最終的にあんな形で告知されてしまい、倒れてしまった辻本さんがどういう最期を迎えるのかはやっぱり気になります。嗚呼、早く次巻を!!
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この漫画はリアルな医療現場を描いているという事で有名ですが、自分は医療うんぬんより人間ドラマの描き方が凄いと思う。医療という傷を負った人達と触れ合う中で起こる絶望と悲しみ、憎しみや愛のぶつかり合い。この人間の愚かさと優しさを見て感じて下さい。
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がん医療編3。治せないがん患者と向き合うのは地獄と向き合う事。絶望は世の中を輝いて見せる。
告知するべきじゃないかと思った。告知しないと何も起こらない。告知しなければ、患者は自分の死に納得できないまま死んでいくのだから。
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研修医の視点から現在の医療界における問題を浮き彫りにする話題作。『医龍』より読んでいて苦しいが、それは現実に近い証拠だと思う。どんなに情けなくて見えても、行動できる人は偉いな。
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癌はけっこう身近な病気だけに、重いです。
身内には、見せられんマンガになってしまっています。
しかし、現在、癌治療中の人がこのマンガを読んだら、どう感じるんだろう。
連載の扉とか、コミックにも、注意書きは書いてあるけれど、反応はプラスだけではないはず。
書く方も辛いのか、けっこう連載も休み休み続いています。
1回なんか、目次に載っているのに掲載されていないなんてことがあって、ビビりました。
もしかすると、出版社サイドからしてみたら、無理してまで載せたい内容ではなくって、そういう圧力もあるのかもしれませんねぇ。
多分、奇跡は起こらないとして、いったいどこに物語をもっていってくれるんでしょう。
次巻、「がん医療編」完結とかかいてあるのですが、とても、あと1巻でおさまるとは思えない内容です。
しかし、厚生省の作ったシステムというのは、薬害エイズのときといい、腐ってるな。
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すべての悩めるがん患者、その家族、そしてがん患者予備軍へ
医者の本音を明かそう――
かつて“理想”の医療にトライした二人の医師は今、形式的な告知しか行わない医師、抗がん剤を一切使わない医師になっていた。がん患者にとっての幸せをそれぞれの医者が追求しているはずなのに、患者は決して幸せではない。何も告げられないまま、患者の時間だけが恐ろしい速度で消えていく。斉藤はそれに黙っていられない!
研修医を主人公にしたという着想が見事だ。私自身、女房ががんで闘病中なので、医療問題の深刻さ、難しさにしばしばぶつかっているが、医療界が苦悶し、悩み、苦しんでいる典型的なケースを研修医を通して鋭く掘り起こし、不条理さを読者に訴えている。こんなリアリティのある作品に出会うことは稀だ。
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保険診療と自由診療の混合診療が違法とは知らなかった。
過去話聞いて斎藤先生のターン。で、その結論?期待通りですな。とても人間らしいですね。疲れてきた。
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がん医療編の続き。
このシリーズは、内容が重たい。未承認薬を使うとか使わないとか、告知するとかしないとか…自分や家族がその立場におかれないと、本当にこのマンガが伝えようとしている深いところまで理解できないな~
結末である「死」を、いかにして患者が受け入れることができるのか、次巻に期待。
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20111120
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「がん治療に携わる医者の本音を明かそう」
かつて「理想」の医療にトライした二人の医師は今、形式的な告知しか行わない医師、抗がん剤を一切使わない医師になっていた。がん患者にとっての幸せを、それぞれの医者が追求しているはずなのに、患者は消して幸せではない。
何も告げられないまま、患者の時間だけが恐ろしい速度で消えていく。斉藤はそれに黙っていられない!(漫画on webより)
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死と向き合うというのは人生で究極のところ。もう治らない病気とわかったら、まだ幼い子どもがいたら、どんな強さがあったらこの恐怖に勝てるのだろうか。また気になるところで終わってしまった。数ヶ月で自分の命が終わるとしたらどんなふうに過ごしたいか、そんな毎日をきちんと送って、最高の人生だったと終わりたいと私は思う。
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2012 12/3読了。iPhoneの無料アプリで読んだ。
5-13巻までいっき読み。感想は最後に。
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ものすごく重い話になって来た。
癌は治せる時代、とか言っているけれど、それはほんの一握りの患者であって、全ての患者には言えないのだろう。
未承認薬、難しい制度は分からないけど、出来ることがあるのに日本の制度が邪魔するのなら、かなり残念な事だと思う。
うちの猫も癌で亡くなった。
癌は憎しみしか残さないのか…
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告知する医師とされる患者。双方の命に向き合う姿は大変厳しいものである。
絶望の淵にある患者のことばには、今を生きていることだけでも尊いという命を実感した。
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辻本に対してもはや打つ手のなくなった庄司は、彼女の夫に病状の告知をおこないます。しかし斉藤は、なおも彼女に対して医者としてできることがあるのではないかと庄司に問いかけ、またしても独断専行で患者本人に告知をおこないます。しかし、そうした彼の正義感は、患者を死の恐怖に追い詰めることでもありました。
今回斉藤が直面することになったのは、これまでのように日本の医療制度の矛盾ではなく、患者の人生だと言えるでしょう。誰にも答えの出せない問題に、著者がどのような形で結末をつけることになるのか、続きが気になります。