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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.4
  • 出版社: 集英社
  • サイズ:20cm/236p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-08-775335-6

紙の本

いつか白球は海へ

著者 堂場 瞬一 (著)

プロ入りを諦めた大学野球のヒーロー海藤敏は、東北の港町にある間島水産の社会人チームに入ることになった。誰もがもっと熱く、ひたむきだった時代の青春がここにある…。昭和の「フ...

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いつか白球は海へ

税込 1,870 17pt

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商品説明

プロ入りを諦めた大学野球のヒーロー海藤敏は、東北の港町にある間島水産の社会人チームに入ることになった。誰もがもっと熱く、ひたむきだった時代の青春がここにある…。昭和の「フィールド・オブ・ドリームス」。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

堂場 瞬一

略歴
〈堂場瞬一〉1963年茨城県生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。新聞社勤務のかたわら小説を執筆し、2000年秋「8年」で第13回小説すばる新人賞を受賞。ほかの著書に「雪虫」など。

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みんなのレビュー5件

みんなの評価3.8

評価内訳

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紙の本

東北のかっての名門チームを建て直そうとする新人の戦い

2004/05/30 22:01

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投稿者:格  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 六大学野球のスターだった男,海藤敏が,東北の猟師街の水産会社の野球部に請われてやってくる.内閣低めという唯一の弱点を意識していたために,プロ野球でやっていく自信がなかったためと,社長から直々にぜひ,きてほしいと頼まれたため,そして,なにより,子供のころあこがれたチームでもあったからだ.

 しかし入社した初日に社長は死に,かっての名門チームは身売りの危機に.だいたい,チームは低迷し,全国大会には何年もしていない.エースと4番は両方ともなぜか,練習にでてこない.海藤はそんなチームの中で浮いてしまうが,…そこから海藤の努力が始まる.

 時は昭和40年.そろそろ高度成長の始まる時期.東北の地ではまだまだのんびりとした暮らしがあったが,そのような余裕のなくなる兆しを感じ始めるとき.そんな絶妙な舞台設定が利いている.主人公も能天気といっていいくらい,一途に熱く野球に取り組んでいる.

 著者は警察小説といろいろな種類のスポーツ小説をほぼ交互に発表しているが,両方ともなかなかいい.本書もまた,野球もいいな,と感じさせる作品である.

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2012/06/14 22:22

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2012/07/18 13:13

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2020/08/09 10:35

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2023/09/25 18:24

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