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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつものように殺人事件はおまけ程度な感じですが、鎌倉は何度か行ったことがあるので蘊蓄の方を堪能出来ました。そしてお酒が飲みたくなります。
紙の本
鎌倉散策ミステリー。目から鱗が落ちました。
2004/09/02 20:53
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投稿者:風(kaze) - この投稿者のレビュー一覧を見る
薬剤師の桑原崇ことタタルが歴史の講釈をしながら、同時に事件の謎も解決する「QED」シリーズ。今回は鎌倉を舞台に、タタルと棚旗奈々、沙織の姉妹、それに小松崎の四人が、鎌倉時代の歴史の闇に踏み込んでいきます。
鎌倉時代の謎と、現実の失踪事件の謎を割合で換算すれば、8対2ぐらいかなあ。メイン・ディッシュはタタルが展開する鎌倉時代の蘊蓄で、デザートに失踪事件が差し出されるといった感じ。鎌倉のカラー地図も織り込まれていて、これはもう、歴史紀行ミステリーと言っていいんじゃないかと、そんな印象を持ちました。
鎌倉という場所に興味がある人は、「へえっ。そこにはそんな由来があったんだ」とか「ふーん。源頼朝って……そうだったんだあ」と、その地を散策するように楽しむことができるのではないでしょうか。
タタルが開陳する鎌倉時代の蘊蓄はかなりマニアックで、正直、うざったく感じた部分もありました。そのマニアックな毒を薄めていたのが、棚旗姉妹の妹、沙織のキャラでした。彼女のあっけらかんとした言動は、なかなか愉快で楽しませてもらいました。
タイトルの中の「ventus」というのは、ラテン語で「風」を意味する言葉なんだそうです。歴史の持つイメージとメッセージとを掛けて、この言葉を持ってきたみたい。「QED.」(以上、証明終わり)とラテン語で繋がっているっていうのもあったかも。
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薀蓄大王桑原タタル、今回は一見二時間ドラマのように鎌倉の名所案内(その内容はいつものタタルですが)このシリーズも段々ミステリー度が薄くなっているようなきも
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祟節はこの本でも炸裂。今回レギュラー陣が直接事件にかかわっていないせいかやや物足りない印象を受ける。このシリーズの真髄とも言うべき証明の過程はきれいだなと思う。今までより祟さんの言葉が分かりやすかったような気がする。沙織はこのまま新キャラとして定着するのか。祟と奈々の恋の行方も気になるところ。久々に鎌倉に行ってみたくなった。
事件トリックに驚きはない。きっと作者もそれに重きを置いていないだろう。
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イイクニツクロウ鎌倉幕府、で1192年鎌倉幕府成立、と暗記したものですが、現在の学説では鎌倉幕府の成立年というのは多様な学説が対立している状況らしいです。たとえば1185年守護地頭の設置による、とか。この本の中では当たり前のようにして1192年が鎌倉幕府成立のとき、と言っているので、ちょっと補足。
というような日常生活に関係ない、薀蓄好きな人間にお勧めの、ミステリというよりは歴史物といいたくなる本です。
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相変わらず、半分も話が付いていけていません。このシリーズは毎度のことなんですけどね。今回の本は歴史を語る部分と今起こってる事件の絡み方が薄いように思ういます。別に事件いらないじゃないかとすら思ってしまうので、その辺はちょっと、どうかな??あと密室本ってことで、密室を無理やり絡めた感じがする。いつも以上に話にまとまりがなくて残念です。
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「“神”は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」
タタルさん+奈々ちゃん+妹で鎌倉散策(えーそんな説明)。でも、これを片手に鎌倉散策したら絶対面白いです。一人で鎌倉行って来ようかな。
相変わらず嘘か本当かわからないけど面白い話が満載。でも本筋であるはずのミステリはイマイチでした。だって途中でトリックも犯人もわかっちゃったんだもん…
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QEDシリーズ鎌倉編。
結構薄い。
ぇと、コレ読んでると鎌倉行きたくなります!!
で、行って見ました。
この本で知った知識を再確認することもあったけど、鎌倉の人たちの優しさに触れてきて楽しかったです。本のことは忘れて、紫芋に夢中でした。
・・・あれ?本の感想ぢゃなぃ。
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うーん・・・QEDシリーズ最新作。いつもの半分の分量なのですが、タタルの薀蓄は相変わらずすさまじい量ですよ(笑)。
なぜ星2つかといいますとねー。ネタバレではないのですが、かなり偏った意見だと思うので伏字。
ヒロインがかわいくない。そのひと言に尽きる。
この人、結構イヤな女なんじゃないかと思ってしまうんですよねー。
でねー、そのあたりは見逃せよ、とおっしゃるかもしれないのですが。
タタルや熊さんに会うのが偶然すぎます・・・。
これならタタルの恋人設定にしてもらった方がずっといい。
むしろ、タタルへの恋心を自覚して追っかけてくれてた方がずっといい。
なんていうか、ストーリー云々よりも先に、ヒロインが鼻についてしかたないのです・・・ゴメンナサイ。
ミステリなのですが、歴史の暗い側面を見るというのも、このシリーズの醍醐味。
その辺りに関してはやはりハズレはありませんね。
今回も勉強させていただきました。
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QEDシリーズ第八弾。変らず怪しいタタルさんが鎌倉の闇を解き明かす。
読後思わず本を持って鎌倉を歩きました。歴史は面白いです。もう、このシリーズを読むの止められません。
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今度は鎌倉ですか。
とてもいいイメージを持っていたのに、タタルのいつものブラック薀蓄でイメージ一転。
まさかこんな街だったとは。
頼朝の事好きだったから、読み終わってちょっと哀しくもなった一冊かな。
相変わらず殺人事件の扱いが軽い(笑)
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QEDシリーズ第8弾!
前作で登場した妹のおかげで、なんだかタタルと一歩前に進みそうな奈々ちゃん。(進んでないあたりがこの2人らしいっちゃぁらしいが...)
今回の薀蓄は鎌倉そのものとそこを拠点とした源氏について。
これまた目から鱗デス。(私にとって)
タタ奈々の関係も見逃せません!!w
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QEDシリーズ、第八弾です。
『“神”は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々・・・』
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「“神”は三種類に分類される…まず第一が、大自然。次は祖霊。最後は、時の朝廷に対して戦い、恨みを呑んで亡くなっていった人々」。銭洗弁天、鶴岡八幡宮、御霊神社…鎌倉をそぞろ歩く奈々、沙織の棚旗姉妹に、桑原崇が説く「鎌倉=屍倉」の真実!源三代にまつわる謎の答えが、闇の中に白く浮かび立つ。
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久々にQEDシリーズ読みました!
事件にタタルさん自身が関わっていないので、なんか薄いなという感じもしましたが、ventusはそういうものなんでしょうか?
最後に事件とリンクした時はおぉ!ってなりました。