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商品説明
市民が外交の主役とならなければ、国家間の相互理解は得られない−。「プロパガンダ株式会社」の名で批判的な意味を込めて呼んでいる政府機関USIA(合衆国情報庁)の対外広報活動から見えてくるものとは?【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ナンシー・スノー
- 略歴
- 〈ナンシー・スノー〉ワシントンD.C.のアメリカン大学国際サービス大学院にて博士号取得。合衆国情報庁勤務を経て、現在、カリフォルニア州立大学フラートン校コミュニケーション学部助教授。
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著者/著名人のレビュー
合衆国情報庁(US...
ジュンク堂
合衆国情報庁(USIA)という機関をご存じだろうか。この機関、実は米国民にはほとんど知られていない。米国の法律は自国民に対する宣伝活動を禁じており、宣伝を任務とするUSIAに関する情報を提供することも違法とされていたからだ。
他方、ボイス・オブ・アメリカやフルブライト・プログラムはよく知られているが、いずれもUSIAの統括してきた事業だ。USIAは例えばこうした事業を通じ、米国的価値観を各国のエリート層に定着させようとしてきた(なぜエリート層なのかというと、世論形成に影響力をもつからだ)。
このような同機関の手法が、本書では浮き彫りになっている。著者は元USIA職員で、この本のなかで米国政府による宣伝活動の歴史を跡づけるとともに、海外に広めるべきとされた米国的価値観の変遷をも辿っていく。
9・11後の現在、米国に与する国際世論を形成しようという同国政府の姿勢はさらに顕著になっている。こうした活動の背景としくみを知るうえで、本書は格好の手引きとなるだろう。
出版ダイジェスト:2004年9月
テーマ『未知の帝国アメリカ』より