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寂兮寥兮 (講談社文芸文庫)
寂兮寥兮
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電子書籍
かたちもなく、と読みます
2019/06/26 22:38
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「かたちもなく」と読む、タイトルは老子道徳経の象元第25章にある一文にちなんでいるらしい。作者は「三匹の蟹」で第59回の芥川賞を受賞し、この作品で谷崎賞を受賞している。内容はおさななじみの万有子と泊はそれぞれ別の人と結婚するのだけれど、お互いに死に別れ(というかその二人が浮気中に事故死したのだが)たあとに、籍を入れないで一緒に暮らし始めるというものなのだが、泊の兄、沌の存在が読んでいて気になって仕方がなかった。おそらくは万有子のことが好きで、結婚してからもその思いは変わらなかったのだろう。何かと思わせぶりな行動をとる。なぜだか一番心に残る男だ