サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.9 79件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/10/08
  • 出版社: 文芸春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • サイズ:16cm/285p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-16-755702-9
文庫

紙の本

やさしい訴え (文春文庫)

著者 小川 洋子 (著)

やさしい訴え (文春文庫)

税込 759 6pt

やさしい訴え

税込 570 5pt

やさしい訴え

ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは

ほしい本に追加(値下がりすると通知がきます)

ご利用中のデバイスが対応しているかご確認ください

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac

対応デバイスごとのコンテンツタイプやファイルサイズヘルプ

オンライン書店e-honとは

e-hon

hontoは「オンライン書店e-hon」との連携を開始しました。
「e-hon」は書籍、雑誌、CD、DVD、雑貨といった多岐に渡る商品を取り扱う総合オンライン書店です。130万点以上の取り扱い点数、100万点以上の在庫により、欲しい商品を買い逃しません。honto会員向けにお得なキャンペーンを定期的に実施しています(キャンペーンに参加するにはMy書店をhontoに設定して頂く必要があります)。
・まだe-honの会員ではない方
下記リンクからe-honへ遷移し会員登録する際に自動でhontoがMy書店に設定されます。
・既にe-honをご利用いただいている方
「マイページ」-「会員情報の変更」-「My書店の変更」に進み、検索窓に「honto」と入力し、検索結果画面で会員登録ボタンを押すことでMy書店がhontoに設定されます。

e-honで紙の本を探す

※外部サイトに移動します。

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ ファイルサイズ
ブラウザ EPUB
iOS EPUB 3.9MB
Android EPUB 3.9MB
Win EPUB 3.9MB
Mac EPUB 3.9MB

対応デバイス毎のコンテンツタイプやファイルサイズ

対応デバイス コンテンツタイプ 閲覧期限
ブラウザ EPUB 無制限
iOS EPUB 無制限
Android EPUB 無制限
Win EPUB 無制限
Mac EPUB 無制限

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー79件

みんなの評価3.9

評価内訳

紙の本

無欲であることの美しさと儚さと無力感。

2012/02/18 14:23

3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:更夜 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 小川洋子さんの著作は良いタイトルをつける作家です。
『猫を抱いて象と泳ぐ』『ミーナの行進』『博士の愛した数式』・・・など読み終わってみると
なるほど、という印象的なタイトルをつけます。

 この『やさしい訴え』というのも実在する曲名ではあるのですが、内容をよくあらわしていると思うのです。
「甘える」「甘ったれる」というのは一種のやさしい訴えではないかと。
小川洋子さんの物語はどこか閉塞感があります。閉じ込められた、という「自由に外を
走り回れない閉塞感」が漂っています。

 この物語の主人公の瑠璃子は、裕福な眼科医の妻で生活には困らないものの、夫は浮気、
子どもはできず、冷え切った家庭に閉じ込められて・・・とうとう発作的に父の別荘に家出します。
そして久々に訪れた湖のある森の中の別荘。
そこで「おとなりさん」が変わって、楽器のチェンバロを作る仕事をしている新田氏とその助手、
薫さんと出会います。

 瑠璃子はアルファベットを装飾して書くカリグラフィーの仕事をしていますが、全く儲かる仕事では
ないのです。
そこに今は需要が少ないと思われる古楽器、チェンバロを作る「音楽を作る」人たちと出会い
惹かれていきます。

 しかし、この物語に出てくる人々は皆、何かを失っています。ピアニストとしての人生を捨てた
新田氏、フィアンセを亡くした薫さん、自分の居場所がない瑠璃子。
特に新田氏には惹かれますが、新田氏と薫さんが黙々と創り上げる「音楽の世界」には
どうしても入れない。
瑠璃子という人は、心の中でいつも「甘えたい」と訴えています。
夫にも、新田氏にも・・・そして新田氏と同じ世界にいられる薫さんを美しいと思いつつも密かに嫉妬する。
しかし、金銭的には苦労しなくても、30代の甘えたいはなかなか通用しないのですが、
瑠璃子は受身的で、積極的ではないというか、36歳という設定ですが、自分から積極的になる必要は
ない人生を歩んできたようです。最後の最後まで、「人まかせ」な瑠璃子。

  音楽のすばらしさは、言葉で楽譜を描いているような素晴らしさがあり、その描写はほれぼれする
ほど、静かに饒舌です。小川洋子さんの特徴は静かな饒舌もあります。
できるなら、この物語は、瑠璃子と同じような夏の森の別荘のようなところで静かに読みたい。
静かで高貴な古い音楽を愛でるように読みたい。

 しかし、やむなく東京に戻って会う夫は、実に実利的であって、また、カリグラフィーの仕事を
会社事業にしようと考えているカリグラフィーの女性の先生は、貪欲と思えるほど熱意がある。
そんな人々に瑠璃子は内心「おぞましい」という目を向けているのが実はこの物語の芯なのではないか
とすら思ってしまうくらい、出てくる場面は少なくても、森の音楽の世界の人々をますます際立たせる
アクセントとなっています。

 夫が別居はいいけれど、健康保険とか税金とか手続きとかどうする?・・・という話をすると

『ホケン?ゼイキン?わたしはそういう種類の言葉を久しぶりに聞いた気がして、意味をつかむのに
しばらく時間がかかった。』

 ものすごいお姫様ぶり、でたまげるくらいです。
ただ、実際、こういう人もいることはいるのです。ただ読み手である自分との出自の違いを感じてしまいます。
女社長をめざす先生の言葉が実に地に足がついたものに感じ、瑠璃子の足はふわふわとしてなんとも頼りない。
だから、音楽の世界に美しさを感じても、自分から・・・という行動には出ず、心の中で新田氏に甘えたいと訴え、
自分がどうしても入りこめない美しい音楽と楽器の世界は、傍観者のままでいい、とあきらめてしまっている。

 ただ、金銭感覚がないとはいえ「お姫様は末長くしあわせに暮らしました」ではすまない、
美しいけれどはかない、綺麗だけれど哀しい、そんな 世界を創り上げているのは確かで、美しいものは永遠には続かない、
儚いもの、しかし だからこそ、そこに「本当の美」がある、という本当の美とはなにか?の物語でもあります。

 動物が印象的に出てくるのも相変わらずで新田氏の犬のドナは、新田氏、薫さん、瑠璃子の
3人のあやうい関係には、必要不可欠な存在です。

 日本語で無欲の反対語は、有欲ではなく、「貪欲」
欲につっぱったのは「貧しい」と日本人の漢字の感覚は訴えています。
小川洋子さんは、無欲の世界を描き、そして貪欲な世界を後には完全に排してしまうようになる、その瀬戸際の一冊。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

スティーブンジョブスとカリグラフィ

2005/12/30 14:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公のフワフワとした捉えどころのない思考は、「博士の愛した数式」で見せた【主人公からみた目】の素晴らしさとは対照的で、小説としてはあまり楽しめなかったのは残念である。
「博士の愛した数式」では、博士と息子のルートを通じてのお話で、語り部である主人公はあくまでも脇役である。それに対して、本作品は、主人公のが中心となって(だらか主人公というのであるが・・・)物語が回っていく。そのくせ、主人公のキャラがイマイチ見えてこないのである。
ところで、主人公が職業としているカリグラフィ。手書きの文字の装飾であるが、その点が読書中全く本書とは関係ないところで頭の片隅に引っかかってしまった。
6月中旬に行われたアメリカ、スタンフォード大学の卒業式。その場で、あのマッキントッシュの生みの親、スティーブン・ジョブス氏が、なんとも素晴らしい講演を行っている。その講演の原稿はオリジナルも日本語訳も検索すればすぐに出てくるので、ぜひとも目を通してもらいたいが・・・
ジョブス氏はリード大学を中退後、その大学で盛んに行われていたカリグラフィの授業をモグリで受講することになる。後にマッキントッシュの素晴らしいフォント、またマックOSそのものの起源がこのカリグラフィから来ていることを、この講演により、はじめて知った。
主人公はカリグラフィで楽器にその楽器の作者である相手の名前を彫ることで、なんとか物語の中での繋がりを保っている。しかし、できればジョブス氏のように、カリグラフィを話の中心にもってきていれば、もう少し感動する物語になったのでは?と思うと少し残念である。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/12/25 19:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/02/10 19:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/02/22 16:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/03/09 01:13

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/05/31 21:40

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/12/25 22:38

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/05/30 15:05

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/01/11 21:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2007/03/07 12:59

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/07/04 18:41

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2008/10/19 22:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/02/19 00:15

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2009/04/12 22:11

投稿元:ブクログ

レビューを見る

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。