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商品説明
中国大活劇物語。唐から使節として遣わされた天竺の地は、悪王により苦しめられていた。王玄策は智謀だけを武器に、戦象軍団に立ちむかう。中国史に輝く英雄、ついに登場!【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
田中 芳樹
- 略歴
- 〈田中芳樹〉1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。「銀河英雄伝説」で星雲賞を受賞。SFロマンから伝奇アクション、歴史スペクタクルまで幅広い執筆活動を行う。著書に「創竜伝」シリーズなど。
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紙の本
アジア史冒険スペクタクル
2005/10/19 19:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、歴史小説です。
主人公の、王玄策は中国の唐の
中級官吏、正七品という位(後に昇進します)
で唐の正使として、天竺に赴きます。
(以前に副使として行った経験あり)
この天竺までの往路でさえ、物凄く過酷な
冒険行なのですが、天竺についてみると、
なにやら、不穏な気配、、、、
以前の戒日王が、死後、阿祖那なる地方の王
が位を簒奪し、悪政を敷いているようなのです。
で、この阿祖那、王玄策らを、正使として、
もてなせばよいものを、彼らを捕縛してします。
で、王玄策は、副使と共に破獄し
ネパールに行き兵を借りまた、そこに駐留している、
吐蕃の兵と共に、一路天竺に反転、
阿祖那を撃たんとします。
さて、その結末は、、、。
本当に、この王玄策と、言う人は、
凄いです。
天竺に戻ってからの戦っぷりも、まるで韓信
の如し、です。
この戦っぷりは、読んでください。
本作のハイライトです。
(田中芳樹さんのように、武将の名前を挙げてみた)
正に、英雄なんですね、、
破獄してからも、逃げることも出来たのに、
仲間を獄から解き放つため、戻ります。
しかも、これで、唐の中級官吏ということで、
勃興期の唐は、田中さんも書かれていますが、
本当に、人材が豊かだったんですね、、。
田中芳樹さんは、「中国武将列伝」という本も
書かれている通り、
(読みました)
(実は、この「中国武将列伝」には、底本
があって、それも田中芳樹さんの本なのですが、
中国の歴代の武将名将をなにか、リストアップし、
陳瞬臣さんに、見せてトークしているものなのですが、
陳瞬臣さんも、良い所を挙げていると、仰っていました)
物凄い中国史通で、たとえで挙げられている、
武将が、これまた、凄い。
又、後日談として王玄策は、
復路には、サマルカンドまで行って
シルクロードを通って帰ります。
(マジで正使王さんは、冒険好き)
田中さん、又中国史の英雄を教えてください。