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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2004/12/22
  • 出版社: 講談社
  • サイズ:20cm/374p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-06-212737-7

紙の本

日暮らし 下

著者 宮部 みゆき (著)

「過去の噓と隠し事」の目くらましに迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。ついに「真実」が現れる…。下町時代小説、いよいよ佳境へ。...

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日暮らし 下

税込 1,760 16pt

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商品説明

「過去の噓と隠し事」の目くらましに迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。ついに「真実」が現れる…。下町時代小説、いよいよ佳境へ。【「TRC MARC」の商品解説】

ああ、読み終えるのがもったいない。
ついに現れる「真実」。下町時代小説、佳境!

これぞ「小説の力」。人情の深みを描く、長編時代小説、結末へ!

「過去の嘘と隠し事」の目くらましに、迷って悩む平四郎。夜ごとの悪夢でおねしょをしても、必死に「謎」と向き合う弓之助。
ねえ叔父上、ここはひとつ、まっさらに戻して考えてみてはいかがでしょう?

【商品解説】

目次

  •  

著者紹介

宮部 みゆき

略歴
〈宮部みゆき〉東京都生まれ。87年「我らが隣人の犯罪」でオール読物推理小説新人賞、「理由」で直木賞受賞。その他の作品に「初ものがたり」「模倣犯」等。

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みんなのレビュー56件

みんなの評価4.4

評価内訳

紙の本

うへぇ(笑)

2016/05/10 11:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:maki - この投稿者のレビュー一覧を見る

佐吉と葵の再会が結局叶わなかったのは残念だけど、
因縁の湊屋にまつわる事件がいろんな人にとって、すっきりしたわけで、
結果、良かったな~って思う。
それにしても、普段はとっても子供なのに事件の謎を解く弓の介の頭脳には頭が下がる!?
これじゃ平四郎の怠け癖(?)がますます。。。^^;
そして弓の介とおでこの関係もとってもいい!
だけど、あの幻術使いの一団がああいう形で平四郎につながるとは、「うへえ」(笑)

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紙の本

その日暮らし。

2007/06/14 03:56

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オレンジマリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

 前々から、宮部みゆきの時代小説には定評があるのを知っていた。そして本書が手元にふとしたきっかけでやってきて、いよいよ味わう事ができると心が弾んだ。
 まずは、時代背景であったり、その時代に沿った言葉遣いが際立った。江戸、今は東京と呼ばれていて、賑わっている場所で起きた、色々な事件。個人的には前半よりも後半の方が感情が盛り上がったり落ち込んだりと忙しかったように思う。とりわけ印象が残った事件は、大商家の主人の愛人の身に起こった事件だ。彼女が住まっていた屋敷に棲む、子盗り鬼。そこに住み込みで女中をしていたお六にまつわる物語。登場してゆく人々や起こる事柄が、根をたどっていくと繋がっていたりして、まるでほつれにほつれた糸が見る見る解れていくような構成である。
 印象的だった、だけど私にとって新しかった言葉は「悋気」である。今も昔も、悋気というのは人から平常心を奪うものなのである。悋気が根っこになって起こる事件なんて、数え切れないくらい存在していることだろう。それはもう、世界中で。
 本書には、複雑な家庭が登場するが、そういった家庭には他者には到底理解し得ないような事情が複雑に絡み合っていることが多い。だけど、きっかけは些細であったりする。早めに対処しておけば、そこまでこんがらがることもなかっただろうに…というような事情だ。本書にも、そんなケースが登場してくる。
 特に子盗り鬼の話は、自習の時間に読んでいたが、あまりの面白さに夢中になっていた。手に汗握り、緊迫した雰囲気が私に漂っていたのだろう、クラスメイトたちが私にそんなにその本は面白いのかと訊いてきた。軽く説明すると、翻訳書があれば、是非読んでみたいと言っていた。
 子盗り鬼の話に出てくる孫八という男は、いわゆるストーカーである。尋常でない執着心でお六を追い回し、全ての事を自分に都合の良いように解釈し、紙面で展開される物語に背筋が凍った。描写があまりに具体的で、生きているからだ。
 途中で抱いた疑問は順序良くするすると解決していくので、読んでいる経過を心から楽しめた。
 ミステリー作家の大御所、宮部みゆき、素晴らしい時代小説を世に出してくれる。これを機に、彼女の他の時代小説にも手を伸ばしていきたいと思う。

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2005/01/19 19:32

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2005/06/11 23:51

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2006/01/18 20:16

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