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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.5 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.12
  • 出版社: ソニー・マガジンズ
  • サイズ:15cm/374p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7897-2434-4
文庫

紙の本

ホーネット、飛翔せよ 上 (ヴィレッジブックス)

著者 ケン・フォレット (著),戸田 裕之 (訳)

ホーネット、飛翔せよ 上 (ヴィレッジブックス)

税込 880 8pt

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.5

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ちょっと物足りないが、テーマに惹かれたのなら読んで損なし

2005/09/14 09:05

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:APRICOT - この投稿者のレビュー一覧を見る

舞台は第2次世界大戦前半、イギリスがまだ孤軍奮闘していた1941年初夏。イギリスは爆撃機によるドイツ攻撃を試みていたが、そのたびに敵の待ち伏せを受け、返り討ちに遭っていた。どうやら情報が漏れているらしい。
一方、ドイツ占領下のデンマーク。18歳の高校生ハラルドは、ドイツ軍の基地で、大きな長方形の金網が回転しているのを偶然目撃した事から、対独レジスタンス活動に身を投じていく。

レーダーという言葉すらまだ一般には知られておらず、イギリスが相手の技術レベルを把握していなかった、レーダー黎明期の状況が興味深い。また、ドイツにあっさりと降伏したため、比較的緩やかな占領状態に置かれていた、当時のデンマークの状況も興味深かった。このような背景が丁寧に、だが物語のテンポを損なわずに描き込まれているのは、さすがである。
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だが、物語としてはちょっと物足りなかった。邦訳版のあらすじ紹介が詳しすぎて、読む前から筋があらかたわかっていたせいもあるが、ストーリー展開がまともにすぎて、細部のひねりや波乱にいささか乏しいのだ。特にクライマックスは、もっと盛り上げてほしかった。また、登場人物がおしなべてステロタイプなのも、物足りなく感じた一因だろう。

だが、それでも充分おもしろいし、肩が凝らずに楽しめる。同じ作者の「針の眼」や「レベッカへの鍵」に匹敵する大傑作を期待するとガッカリするだろうが、本書のテーマに惹かれたのなら読んで決して損はないと思う。

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2012/12/01 00:43

投稿元:ブクログ

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2014/02/07 22:27

投稿元:ブクログ

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