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商品説明
いまでも覚えているよ。きみは、舌っ足らずのしわがれ声で、いつもこう言ってくれていたね。「パパ、だいすきだよぉ!」って−。淡い恋心、家族の絆をやさしく切なく歌いあげる奇蹟の物語。『小説トリッパー』連載に加筆。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
市川 拓司
- 略歴
- 〈市川拓司〉1962年東京都生まれ。97年からインターネット上で小説を発表。「いま、会いにゆきます」は100万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされた。著書に「そのときは彼によろしく」等。
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紙の本
前作のように含蓄のあるタイトル名とした方が良かったような気がする…
2005/03/07 01:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トラキチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
『弘海は不器用な子供だった。おそらくぼくに似てしまったのだろう。彼はまるで、この星の重力や言葉にどうしても慣れることができなくて、故郷の星に帰りたがっている小さな訪問者のようだった。』(本文より引用)
市川拓司さんと瀬尾まいこさんの新刊は必ず2度読むことにしている。
なぜなら、2度目には違った部分の感動が得られるからだ。
通常、彼らの新作を読むときにはまるで受験生が合格発表を見に行く際にごく自然に出てくる胸の高鳴りを味わうことが出来る。
しかしながら、本作は2度目を読む気力が失せてしまったと言うのが偽らざる気持ちである。
もちろん、綺麗な文章は健在で本当に読みやすい。
本作においても、市川さんお得意の親子愛はもちろんのこと、理想の夫婦愛を見出すことが出来る。
しかしながら、例えばミリオンセラーとなった『いま、会いにゆきます』や前作『そのときは彼によろしく』のような読者の心に響く物語であるかどうかと問われたら、答えはどうしても否定的なものとなってしまうのである。
なぜなら、読者がタイトルから推測する通りに話が展開し、それも現実感が乏しく、かつファンタジーというほどでもない。
なんか中途半端な感じなのである。
予定調和すぎてあっけなさすぎる点は否めない。
例えば、前作『そのときは彼によろしく』のように、最後にタイトル名の真相を気づかせるというウルトラC的な要素は皆無である。
市川さんのひとりのファンとして率直な意見を述べさせていただくと、もっと弘海少年の苦悩や淡い恋心を描写して読者のハートを射止めて欲しかったと思っている。
あまりに親の視点から中心に描きすぎていて、一方通行過ぎるのかもしれないと感じられた。
なぜなら市川さんのファン層はもっと広いはずであるから…
少し否定的なことも書いたが、もちろん素晴らしいシーンもある。
弘海が公太と別れるシーンである。
やはりこのシーンはグッと来ましたね、さすがに…
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市川作品は本作で5冊目である。
感動的な作品を書けて当たり前のステージに登りつめた今、氏に対する大きな期待が少し辛口な感想となってしまった。
次作以降、さらなる飛躍を期待したく思っている。
マイレコ
紙の本
不思議さの残る本
2005/04/23 10:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りんりんりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いま、会いにゆきます。」より、こちらを先に読んでいたら、「いま…」は買わなかったかもしれない。
泣けなかったし、笑えなかったし、切なくなることもなかった。
不思議な世界に入ったような、奇妙な感覚。
だから、どうしたのかな? それで、どうなったのかな? とどうも続きが読みたい気分にはさせられるが。
ちょっと、皆さん! コレ読んで、正直どう思う? って、聞きたい感じ。
なので、読んで書評を書いてください。
紙の本
内容紹介&著者メッセージ
2005/01/28 16:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝日新聞社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ぼくはついに出会った。
うれしくて、少しだけ泣きたくなった。
100万部突破のベストセラー『いま、会いにゆきます』の著者が、
淡い恋心、家族の絆をやさしく切なく歌いあげる奇蹟の物語
【内容紹介】
平凡な小学生・弘海の体に異変が起こり、水の中を好むようになる。弘海の病状は悪化の一途をたどるが、水の中にいるときは不思議と元気を取り戻していく。息子のことを心配した両親は、世界中に弘海と同じような病状を持つ子供が存在することを知る。やがて弘海は、自分と同じ体質を持つ美しい少女・里沙と運命的な出会いをするが……。100万部突破のベストセラー『いま、会いにゆきます』の著者が、淡い恋心、家族の絆をやさしく切なく歌いあげる奇蹟の物語。
【市川拓司氏メッセージ】
いつものように、ぼくの隣にいる女性にまず読んでもらったら、「もしかしたら、一番好きかもしれない」って、言葉が返ってきました。子供の成長を見守る夫婦の話です。
市川拓司(いちかわ・たくじ)
1962年東京都生まれ。97年からインターネット上で小説を発表。『いま、会いにゆきます』は100万部を超えるベストセラーとなり、映画化もされた。著書に『Separation』『恋愛寫眞——もうひとつの物語』『そのときは彼によろしく』がある。