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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2005.1
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:19cm/230p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-16-366680-X
紙の本
ラブシーンの掟
著者 石川 三千花 (著)
有名映画のラブシーン、ベッドシーンのエロスと笑いを、イラスト+エッセイで熱く描く「愛の掟」本。「男と女」「ベティ・ブルー・インテグラル」「ぼくの美しい人だから」「氷の微笑...
ラブシーンの掟
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商品説明
有名映画のラブシーン、ベッドシーンのエロスと笑いを、イラスト+エッセイで熱く描く「愛の掟」本。「男と女」「ベティ・ブルー・インテグラル」「ぼくの美しい人だから」「氷の微笑」などを取り上げる。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
石川 三千花
- 略歴
- 〈石川三千花〉エッセイスト、イラストレーター。映画評論、人物評、映画スターのインタビューなど多方面で活躍。著書に「勝手にシネマ」「いきなりハッピー」など。
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紙の本
笑えて、ちょこっとそそられて
2005/02/20 18:55
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黒木太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の魅力を著者の石川三千花自身が「あとがき」に書いている。「単行本になるのが自分でも楽しみだった。だって、毎回ページをめくる度にキスシーンやベッドシーンのイラストが出てくるんだもの。笑えて、ちょこっとそそられて。」(231頁)でも、石川のイラストではそそられるまでに至るかどうかは読者にまかせるとして、少なくともこの本を読み終わったら、ここで紹介されている何本かの映画を観たいと思いたくなる、映画のラブシーンばかりを集めた映画お楽しみ本である。(実は私もさっそくこの本で紹介されていたキム・ベイシンガー主演の『ゲッタウェイ』をレンタル店に借りに行った一人である)
映画はいろいろなことを教えてくれる。家族のあり方、戦争の是非、愛の姿…。ラブシーンもそのひとつだろう。キスの仕方を映画で勉強した人もいるのではないだろうか。あるいは美女と美男が繰り広げる華麗で淫靡なベッドシーンに胸ときめかせた人も多いだろう。石川はこう書く。「ラブシーン。それは、ひとつの作品においての、ここ一番の見せ場である」(74ページ)けだし、名言である。西部劇でいえば、ヒーローと悪者の一騎打ちみたいな場面である。ただただ息をのんで観るだけだ。
その一番いいところを石川はイラストにしているわけだが、その一部は表紙画になっている。表紙には3本のラブシーンが描かれているが、本書には48本のラブシーンが紹介されているから、これは予告編みたいなもの。できれば全編カラーで読みたいところだが、予算の関係もあるのだろう、残念ながらカラーで読めるのは数本しかない。(若い人は知らないかもしれないが、昔ポルノ映画がピンク映画と呼ばれていた昭和40年代の頃はあの場面になるとカラーになる作品が作られていた。まさに一番の見せ場だけを当時の言い方でいえば<総天然色>で見せていたことになる)
ぜひとも、<総天然色>版の続編を読みたいものだ。