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紙の本
小川洋子氏の青春最後の時の流れを描いた初期の作品です!
2017/10/14 11:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、小川洋子氏が1991年に発表した初期の作品です。青春最後の時の流れを、恋人、友人、姉弟といった日常的なものと、他方、奇妙な病気といった非日常を織り交ぜて描いた物語です。長編作品で、なかなか面白く、一気に読めてしまうのですが、読後感は少し切ないです。しかし、デビューしたての筆者の思いが伝わってきて、小川ファンとしては興味深いものがあります。
紙の本
息苦しくもある透明感
2003/02/04 11:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あり - この投稿者のレビュー一覧を見る
妊娠カレンダーにつづいて読んだ小川洋子著作。
過食の主人公は普通に生活を送っているが、「どこかおかしい」ということを自覚しているよう。他人からすれば不自然な恋人との関係も、はりつめ、読んでいて苦しくもあるが主人公にとってそれはまた、貴重な時間でもあると伝わってくる。
はじめからおわりまで、淋しという言葉の似合わない孤独感が描かれている。
小川洋子氏作品のなかで一番心に残る作品。
紙の本
信じられない胃袋にびっくり
2001/12/12 23:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山村まひろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ある日、気がつくと「わたし」はおかしかった。ほとんど一日中、食べることを考え、信じられないほどの量の食べものを食べつづけるのだ。
義弟の航平のこと、実家の母親のこと、恋人(?)の吉田さんのこと、さまざまな思いが交錯する暮らしの中で、異常な食欲とつきあいながら、静かに考え続けるかおるが、やがて自らの心にけじめをつけ、異常な食欲から解き放たれるまでを綴る。
うーん……なんでしょう(^-^;)。初・小川さんだし、あまりミステリ以外の本も読まないので、なんとも説明のしようがないのでした。ただ、読み始めると一気でした。彼女はどうなるんだろう、どうなってしまうんだろう、と思うと、先を読まずにはいられないのでした。
それにしても、彼女の食欲というか、食べる量のすごさは、想像を絶するものがあります。人間、ほんとうにこんなにたくさんのモノを、胃袋に納めることができるものなのでしょうか。考えたら、怖い。