のはらうたわっはっは

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投稿者：銀の皿　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「のはらむら」の詩集ももう20年になりました。表紙の画や版形、のはらむらの住人の漢字のはいらない詩が載せられているのはこれまでの「のはらうた」シリーズと同じですが、これまでの全員の名前がでていたり、いろいろとおまけの楽しさがある特別仕立てという記念の一冊です。
　春、夏、秋、冬、4枚ののはらむらの全景イラスト。同じ場所でも日本では季節ごとに違う風情があります。庭の木の四季を写真に撮って並べてみたことがあるのですが、のはらむらにも四季がしっかりあるのがわかります。日本ですね、こういうところは。このイラストを見ながら著者と一緒に村を歩き、住人の詩を会話のように楽しむことができます。
のはらむらの新聞、住民の生活がのぞけるタウン誌の創刊号もなんだか生活感がみえるよう。
「ともだち」の あなぐまこうじくんは寂しいときにも「ちきゅう」という友だちがいることに気づきます。「たからもの」の からすえいぞうくんはきらきらひかって大好きだけれど持っては帰れない夕焼けを心にしまいます。「もう さいこう！」を書いた こいぬけんきちくんは、「てつがくのライオン」のスピッツくんと親戚なのでしょうね、可愛らしくて微笑まずにはいられません。けやきだいさくさんの詩はいつも好きです。そこにいてくれるだけで安心できそうで。
　「だいりにん」である著者の、村を案内する言葉は漢字にルビ付き、で挿入されています。漢字なしの住人たちの詩の間に挟まると雰囲気が違うのは、人により好みがわかれるかもしれません。ちょっと浮いた感じもしました。いっそルビなしでもよかったかも。
いつまでもあってほしい「のはらむら」です。文庫よりも小さくて綺麗な、愛すべき一冊です。

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投稿者：佐々木　なおこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

かたつむり　でんきち　君の「かたつむり・じかん」

あめ　ひでき　君の「せーのっ　ピュッ」

あめつぶ　じゅんこ　さんの「よいしょっ　ポチリ」

おがわ　はやと　君の「あめよ　ふれ」　　　　

ぐるーぷ・めだかの「めだかおどり」

どじょっこれんの「どじょうおどり」




『のはらうた　わっはっは』

から、雨の時期の詩を、選んで読んでみました。
こんな読み方も楽しいですよ。

この一冊は、のはらうたが誕生して２０年が経って
のはらみんなの仲間がどんどん増えていって９９人になり、
そのすべての仲間が、登場するというスペシャル版！

春夏秋冬、のはら村の地図もカラー版で紹介されています。

音読すれば、心も身体もわっはっは状態、です。