紙の本
源義経が死んでいなかった
2022/04/11 17:22
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
実は、生きていた……というのはロマンなので。自分は、清和源氏の清から清国で良いと(小説、フィクションだから)。この説の真偽は、さておき……
大麻鎮子と神津恭介は、この後、結婚したのだろう……と思っていました。しかし、狐の密室、という大前田英策シリーズでなんと……。
紙の本
成吉思汗
2020/04/01 20:25
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生観を変えたと言っても過言ではないジョセフィン・テイ「時の娘」について触れられているのが嬉しい。そして、女性の言葉遣いが美しく、自分が恥ずかしくなりました。
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私が呼んだのは「邪馬台国の秘密」が先だが、刊行順はこちらが先。時代が下って様々な史料が残っている時代だから、邪馬台国ほど突飛な論を展開させる余地は少ない。義経=ジンギスカン説は出ては叩かれている話だから、ちょっと強引さが目立って邪馬台国ほどは楽しめなかった。
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こういう本を読むと、単純に歴史はロマンを含んでいるなぁ と思います。
源義経=ジンギスカン?
もちろん、真偽のほどは私には分かりませんが、読み進めるうちに
疑り深い私でも、4割くらいは「ありえるかも」と思ってしまいました。
冷静に見れば、蒙古側の歴史に記録が乏しく、
その空白に乗じて、都合よく義経の軌跡を当てはめてるだけのようにも感じますが・・・。
その他諸々の捉え方によっては、そうとも言えるし違うとも言える状況証拠・遺跡・記録など、
歴史の狭間を、真偽を巡って、楽しく探索できました。
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私の親父が好きだった作家で、
昭和を代表する推理小説家です。
彼の作品は、高校時代にほとんど読んでいるのですが、
なぜかコレだけ読んでなかった(記憶になかった)ので、
読みました。
いやぁぁ、面白い。
この本は、高木彬光の中でも一番有名な神津恭介探偵シリーズです。
ちなみに、神津恭介は、明智小五郎、金田一耕助と並び日本三大名探偵と呼ばれています。
その、神津が病院のベッドの上で推理を繰り広げていくという、
いわゆるベッドディテクティブスタイルの推理小説です。
簡単に言えば、探偵が動かないで机上だけで推理するってやつですね。
この本の趣旨は、
成吉思汗 = 源義経 という仮説をさまざまな材料、視点から
神津が証明しようとしています。
そんなバカな、と思って読んでいると、
次第に引き込まれていき、
最後には本当にそうなのではないか、と思えてきます。
そりゃあ多少無理なところもあります。
体型が全然違うのに、無理やり説明しています。
うーーーん、ちょっと説得力に欠けるなぁ、と思うところもあります。
が、この本にはロマンがあるのよ。
成吉思汗 = 源義経 だったら面白いじゃない。
そう考えたら、歴史の見方が変わるでしょ。
途中からはもう読むのを止められず、
いっき読みしちゃいました。
多分、大多数の人が未読だと思うので、
ゼヒゼヒ読んでみてください。
あわせて、高木彬光のほかの作品
「白昼の死角」「検事霧島三郎」「青刺殺人事件」「一二三死」「人形はなぜ殺される」
などなど、もオススメですよ。
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歴史ミステリーは苦手じゃーーー!
ただ、歴史方面ばかりで攻めると思いきや、神津自身の物語(恋愛方面)が動いてて、そっちの方に目がいく始末。
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盲腸で入院した神津恭介は友人である松下研三の勧めで時間潰しに源義経=成吉思汗説の解明に乗り出す。
2012年5月19日読了。
中学生頃に父から勧められて読んだことがある作品です。
書店でたまたま新装版を見掛けたので、買ってしまいました。
明確な結論が出るわけではありませんが、これはロマンですね。
源義経=成吉思汗だったらいいなぁ、という夢の物語。
肯定も否定もしない、ラストも余韻が残って素敵です。
日本史好きにはたまらない1冊だと思います。
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源義経と成吉思汗を同一人物とみなし、それを証明していく歴史ミステリ。結論ありきの推理が続くが、思考の過程、理屈付けようとする努力は面白い。そうだったら夢があるな、という話。
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ジョセフィン・テイ『時の娘』に倣い、トンデモ学説として有名な『源義経=成吉思汗』を検証する……という趣向の歴史ミステリ。
所詮はトンデモの一種と言ってしまえばそれまでだが、神津恭介のキャラクターと相俟って予想以上に理路整然としていた。流石に真に受ける読者はいないと思うけどもw
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「ミステリ十二か月」より。昭和33年の作品。源義経とジンギスカンが同一人物であるというのを検証したお話。推理小説じゃなくて、歴史の話のようで、ちょっと難しかった。それでも何とも夢のある話だと思う。私が高校のときにもそういう風な説もある、と習った気がするけど、もっとずっと前からこの説は言われていたのだ。しかしこれも推理小説に入るなんて、広いもんだな。
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チンギスカンは源義経の後の姿なのかをベッドディテクティブで解いていく物語。過去の研究成果を基にして果たして真実か否か判断は分かれると思う。初版には無かった部分が最後に追加されているが、私的には若干余計。
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結局どうとでも言えるのでこの手の話は難しい。ただ、偏狭な歴史学者のような文献至上主義では真の歴史は解き明かせないだろう。ゆえに、歴史の謎に多くの作家が取り組み傑作をものにしているし、その種にも困らないのだろう。
本作に限って言えば、こじつけに近いところもある。普通に考えて、義経とジンギスカンでは
スケールが違いすぎて同一人物とするには無理がある。根本的な?に答えきれていないので、高木氏の主張には素直に頷けない面もある。ただ、作品の楽しみは歴史の真実を説き明かすよりも別のところにある気もする。その意味では楽しめた。
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源義経と成吉思汗が同一人物だったかも的都市伝説は、いまとなってはあまり珍しくなくなったが、もしやこの著書が炊きつけたってことは?・・・なんて考えながら読むと面白みが増すかも。成吉思汗という漢字名からひも解く推理展開には少々インパクト感に欠けたが、あくまで読み物と割り切って読むにはいいかもしれない。
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虫垂炎による手術のため入院した名探偵神津恭介は、無聊を慰めるため、成吉思汗の謎に挑む。果たして源義経が成吉思汗になったという伝説に信憑性はあるのか。ベッドに在るまま800年の昔に思いを馳せ、一人二役のトリックが成立し得るかどうかを推理する。
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読む気がしない。例えで出てくる話が全然ついていけず、鎌倉の唱歌のところで断念。源義経と静御前について知識つけます