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  • カテゴリ:中学生 高校生
  • 発行年月:2005.5
  • 出版社: 集英社
  • レーベル: コバルト文庫
  • サイズ:15cm/258p
  • 利用対象:中学生 高校生
  • ISBN:978-4-08-600582-1
文庫

紙の本

炎の蜃気楼メモリアル (コバルト文庫)

著者 桑原 水菜 (著)

炎の蜃気楼メモリアル (コバルト文庫)

税込 545 4pt

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みんなのレビュー6件

みんなの評価4.1

評価内訳

紙の本

ひたすら直江と高耶

2005/05/13 23:58

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゴン狐 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本編の時間軸には無い超番外編。直江と高耶が出ずっぱりで、二人の話を読みたいファンには垂涎物です。サイキックファンタジーとしての戦闘などは出てこないので、闇戦国の信長や赤鯨衆達が好きな方はあてが外れるかも。
新たに書き下ろされたものではなく、本編を書きながら作者が直江と高耶を書きたくて仕方がなかったということで、「覇者の魔境」「わだつみの楊貴妃」を執筆していた当時に一緒に書かれたものです。本編のお互いを必要としながら、気持ちが通じ合えない二人の想いを埋めるように書かれた話は、やきもきする読者以上に、作者自身の辛さが垣間見えるようです。二人の濃厚な場面が続き、結ばれながらも苦悩に満ちた二人の想いを重く感じる人には辛いかもしれませんが、二人がひたすら一緒にいるということで救われます。ほのぼのとしたエピソードも入っていて、直江にぎこちなく心を開いていく初期の高耶を思い出しました。
描かれているモチーフが、本編のどの部分に生かされているか発見する楽しみもあります。「炎の蜃気楼」だけではなく、捨てられた仔猫、土砂降り雨の描写は、「赤の神紋」にも通じているようで、思いあたった人はにんまりしそう。懸賞CDのため書かれた笑えるドラマ脚本や、作者が選んだベストコンビ、私だけが知っている「あの人の秘密」なんていうのも「メモリアル」に相応しい。「高坂が知っている直江の秘密」もっと知りたかったなあ。作者からの期待させるようなコメントもあるので、とりあえず読んでみるのをお勧めしますが、二人の濃厚な場面にはちょっとドキドキものなので(私はですが…)、苦手な方は無理しない方がいいかな。本編の時間経過を想定すると混乱しそうですが、超番外編として、あまり気にしないで読んだ方が、楽しめます。

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紙の本

今も泣ける

2018/06/20 13:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る

ラストが衝撃だった本編からこぼれたエピソードを収録。「聖痕」がなあ...。こうまでして離れがたい魂たちの救いはあれしかなかったのか。

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2007/07/31 23:21

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2009/08/26 00:30

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2011/10/02 12:03

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2018/12/09 13:33

投稿元:ブクログ

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