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- 発行年月:2005.5
- 出版社: 秋田書店
- レーベル: チャンピオンREDコミックス
- ISBN:978-4-253-23141-1
カオシックルーンEs 1 (チャンピオンREDコミックス)
カオシックルーンEs 1
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:2,827円(25pt)
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紙の本
『カオシックルーン』新章始動!
2005/08/25 10:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:カルバドス - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアミックス作品として展開していた前作『カオシックルーン』。8巻が最終巻だが、どうにも尻切れトンボの感が拭えない。週刊少年ジャンプでよく見かけた、「更なる強大な敵が待っている」とか「いよいよ最終決戦だ」などと言って主人公や仲間達がダッシュする場面で打ちきりになっているわけでもない。話の途中でプッツリと終わっている感じなのだ。「アレ?」と思っていたら、この『カオシックルーンEs』が始まった。
ところが、いざ読み始めてみると、主人公が女性二人になっている等、前作の登場人物達の影が見えなくなっていた。ストーリーの本筋自体は前作同様各勢力間の対立を描いているようなのだが、ちょっとした違和感があるのだ。「純粋に前作の続きではないのか?」と思いつつも読み終えると、あとがきに嬉しいコメントがあった。どうやら、これから話に絡んでくるらしい。1巻まるまる使っての“導入部”ということか。
対戦型カードゲームがすっかり定着した現在、カードを使って闘う(厳密には、カードを使って召喚したモンスターで闘う)というスタイルは、珍しいモノではなくなった。それだけに、ストーリーの出来がそのまま作品の出来へとつながる。また、徐々に面白くなっていくはずの作品であっても、最初に興味を惹かれなければそれまでだ。そういった意味では、本書は成功している。しっかりと性格付けされたキャラが序盤から活躍するし、今後の展開に絡んでくるであろう“謎”も幾つか登場した。これならば、続きへの期待感が高まる。
連載誌を移っても、ノリは前作のまま。少年から大人まで楽しめる作品だ。