彼女を守る５１の方法 都会で地震が起こった日

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彼女を守るという切り口で地震時の危機管理が語られているのがまず興味深い。内容も写真をふんだんに織り交ぜ読みやすい。いざと言うとき紙っておきたい知識だけに、ためになる本としても良書。

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今まで大地震の際、どういった事態に陥ったのか、どう対処したらよいのか、など知ってて損しない内容です。
過去の教訓を生かしましょう！

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すばらしい発想だと思った。東海地震やら関東大地震といわれても、正直あまり実感が湧かない。なんとなく非常袋を揃えてみる、くらいのものだろう。しかし、このタイトルが目に入ったらどうだろう。『彼女を守る51の方法』。中を開いてみても、小難しい解説などは必要最小限で、「彼女とのデート中に震災が起こったら」という想定の元、過去の震災の記録写真や、かわいい彼女役のアイドルの写真などのグラビアが多く、大変見やすい作りになっている。

何かの書評欄で見かけてからずっと気になり探していたが、なかなか見つからなかったこの本。もっと多くの人の手に取ってもらいたい本の一つです。

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『東京マグニチュード8.0』を読了後、参考図書の中にこの本が上がっていたため、読んでみました。
阪神淡路大震災がきっかけで記された本書ですが、3.11後に読むと、大変役立つことがまとめられていると感じます。
これを阪神淡路大震災後に熟読した人は、東日本大震災でも落ち着いて行動できたかもしれませんが、でもやはりとっさの災害には頭が麻痺してしまうもの。
本棚に常備していた場合には、手にとって効果的に利用できたかもしれません。

デート中に震災が起こったらどう行動すべきかを、状況を追って写真解説しています。
モデルの撮影法が男目線でグラビア的な点が、気になりました。
主人公の男性は本の中に登場せず、読者と彼女役のモデルが疑似カップル的に行動するという構成になっているためです。
危機が迫った場合、恋人ならずとも、一緒にいる知人とずっと行動を共にすることは大切ですが、家族のことがほとんど登場しない点は、なんだか不自然に思えました。
あくまでもカップル目線でまとめられているのは、若者の関心を向けるための設定なのかもしれませんが、実際には二人で生き延びようとするのではなく、もっと周りと協力することが必要不可欠ではないでしょうか。

災害時、ヒールを折るのはわかっていましたが、ストッキングを脱ぐというのは頭にありませんでした。
火が燃え移り、火傷となるのを防ぐためだそうです。
これは女性として、心得ておかなくてはなりません。

地下にいた場合、地震は安全ですが、火事には注意することも大切。
パニックになった時、地下は安全だったか危険だったか、すぐにわからなくなって混乱してしまいそうです。

日本の災害では、餓死者を出していないそうです。
つまり3日たったら食糧欠乏状態は回復するため、その3日間をしのぐだけの水と食料を常備していれば、飢えることはなさそう。
避難所に身を寄せた場合には、閉塞的で不安な空気の中、まず参ってしまうのが子供たち。
子供と自分自身のために、先が見えない時でも、とにかく子供たちと遊ぶことを心がけようと思います。

男性目線の本なので、設定に慣れるまでの違和感はありましたが、実際の災害画像を多数掲載した、なかなかリアリティに迫るシミュレーション本となっています。

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資料として内容確認。ざっくりとした内容。51通りの方法が書かれているわけではなく、項目が51個ということです。