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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 3件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2005.9
  • 出版社: 成美堂出版
  • サイズ:16cm/298p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-415-08882-1
文庫

紙の本

情熱の甘い棘 (クリスタル文庫)

著者 和泉 桂 (著)

情熱の甘い棘 (クリスタル文庫)

税込 545 4pt

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みんなのレビュー3件

みんなの評価3.8

評価内訳

  • 星 5 (0件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

強烈なセリフの多い恋愛小説を読むという健康法もある(?)

2008/01/05 17:59

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る

 なぜか再読頻度の高い小説。時間をおくと、なんとなく読み返したくなります。理由は自分でもよく分かりませんが、たぶん、気持ちのすれ違いや誤解を繰り返しながら、恋愛の純度が高まりつつ人生の転機を迎えていく過程が、妙に心地いいのかもしれません。お話のテンポもよいです。
 家族がらみのトラブルが根深いトラウマとなって、他人に無関心になってしまった明宏と、何事にも強気で恋愛をゲームのように楽しむロクデナシである反面、他人と本当の心の絆を作ることが苦手で、好きな相手には不器用かつ臆病になってしまう河合という取り合わせは、定番といえばそうなのかもしれませんが、絶妙であると思います。寄ってくる相手をひたすら拒むことにしている明宏と、とにかく押しまくって手に入れようとする河合は、普通に考えれば相性は最悪で、くっつきようもなさそうなものですが、困難な暗号を解いて扉を開いていくかのように、気持ちの結びつきができていくのが面白いです。
 蛇足というかいまさらというか、このジャンルの作品を読むたびに、毎度のように思うことですが、

「お互いに何回好きって言えるか……競争しようか」
              (小説後半での河合の言葉)

というような、現実の三十男の恋愛シーンでは到底有り得ないようなセリフが、なんの不自然さもなく出現する小説というのは、ただただ、「すごい」としか言いようがありません。お話を楽しむこととは別に、こういうセリフで脳内に著しい衝撃を受けることが、なんだかクセになってしまったというか、ほとんど中毒化しているような気がするのですが、どうもこれで脳が活性化して鬱病から遠ざかり、元気が出ているような気もするので、これも一つの健康法と思うことにしています。

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紙の本

プレイボーイ×ツン美人

2017/06/30 21:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:沢田 - この投稿者のレビュー一覧を見る

傲慢不遜なプレイボーイが、警戒心の強い懐かない美猫に熱を上げる話。
初対面で受に惹かれた攻とは逆に、受の攻に対する印象はマイナスから始まり、序盤は攻の口説きが全く通用しないところが面白かったです。
なんとか受を落とそうとする攻と、頑なに警戒する受の駆け引きにドキドキしました。
攻が受に本気になったあたりから優しく慈しむような態度になり、手を出しかねる不器用な一面も見えて可愛かったです。

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2011/10/19 22:44

投稿元:ブクログ

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