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死体絵画 (講談社文庫)
化粧をほどこされたホームレスの死体が、すべての発端だった。二人、三人、四人…犠牲者に刻印された徴は何を意味するのか。犯罪報道番組の女性キャリスターとストーカーが織りなす複...
死体絵画 (講談社文庫)
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商品説明
化粧をほどこされたホームレスの死体が、すべての発端だった。二人、三人、四人…犠牲者に刻印された徴は何を意味するのか。犯罪報道番組の女性キャリスターとストーカーが織りなす複雑な背景とは。孤独な日々を送る女性警部が暴き出した、社会を震撼させる真相。ドイツ・ミステリー大賞に輝く堂々たる傑作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【ドイツ・ミステリー大賞(2005年度)】【「TRC MARC」の商品解説】
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フランクフルトでの化粧をほどこされたホームレスの連続殺人事件
2006/09/25 18:18
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書、ドイツでは、有名なシリーズでなおかつ本書で、ミステリの賞を受賞したとか、、。
舞台は、ドイツのフランクフルト。大きな商業用のイベント会場があったり、ドイツの商業の中心都市のひとつです。
しかし、そこには、表からは、見えない、現代ドイツの闇と影があります。
暑い夏の日に公園を中心に、化粧をされたホームレスの連続殺人事件が、発生。
女性刑事のイナは、捜査に携わります。
被害者と微妙に接点のある、犯罪捜査番組の女性キャスター、そして、その周辺で怪しい動きを見せる、ストーカー。
事件の顛末はいかに、、、、。
といったところですかね。
化粧されているのが、絵画って意味合いみたいです。
(ちょっと違う気もするけど)
本書は、所謂、捜査物の警察小説です。刑事たちが、それこそ、這いずり回り靴の底をすり減らしながら、地道に捜査をします。
雰囲気は、パトリシア・コーンウェルに近いかなぁ?て感じ。
(ちょっと違うか?)
専門職で働く女性刑事が、過去のトラウマなんか抱えながら、
懸命に事件解決を目指します。
仕掛け満載とかではなくて、割と普通に話は展開していきます。
グローバル化の影響かもしれませんが、ドイツもアメリカなどの先進国と同じ悩みを抱えていることを如実に実感させられます。
本書は、海外エンターとしては、平均点あたりの出来です。
主人公や、女性キャスターのキャラクターを書き込んでいる割には、
あんまり感情移入できなかったです。
これで、受賞作?って、気もしましたが、
まぁ、シリーズ物ということで、総合的に今までの仕事も含めて判断されたでせう。
プロットや、表題から、もうちょっとエキセントリックな
サイコパス物かと思っていましたが、社会派の骨太捜査物でした。