紙の本
味わう1冊
2018/05/28 13:38
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投稿者:FUMI - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に読みやすい1冊。
だけれど、速読するような作品では無く、じっくりゆっくり味わいながら読む1冊だと思う。
寝る前に読んでも穏やかな気持ちになれる1冊だと思う。
紙の本
大好きな日常のたべもの達
2008/02/16 23:45
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:朝光 - この投稿者のレビュー一覧を見る
いわゆるグルメ本ではありません。あれも食べたい、
これも食べたいという食いしん坊の本でもありません。
森下さんが、今までの人生の中で出会った、いとしい
食べ物達を、丁寧にその思いを書き綴っています。
出てくるものは、オムライス、サッポロ一番みそラーメン、
ブルドックソース、どん兵衛、茄子、カレーパン等等の
全然 飾らない食べ物達。
ひとつひとつを大事にしたいという思いに満ち溢れて
います。森下さん自身で描いた挿絵もとても素朴だけ
れどもとても情感が出ています。
みそラーメンの絵などは、いとおしさが滲み出ていて
私はみそラーメンが食べてたくてしょうが無くなりました。
食べ物に対して、純でみずみずしい感性が面白い。
例えば 焼いた塩シャケの端っこの皮の部分が大好きで、
それが高じて地図で南アメリカ大陸のチリの南端のホーン岬
がクルンとまくれ込んでいる形を見ると、鮭の皮の最高に
うまい味が頭イッパイに広がってしまう。とのこと。
なんというシアワセな人なのだろう。
読むとホンワカ幸せな気持ちにしてくれる一冊です。
紙の本
身近なたべものの思い出
2018/06/27 11:32
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投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
身近なたべものの思い出が綴られるエッセイ。
イラストもあって、食欲をそそられた(笑)。
苦い思い出なんかも語られるけど、やはりそれでもおいしそうだな。
読みやすかった。
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著者の『いとしいたべもの』がいっぱい。オムライスにカステラ、おかゆに舟和の芋羊羹・・・なかでも『うんうん』ってなったのは『ブルドッグソース』かな・・・『じ〜ん』としたのは『ポテトサラダ』 誰にでも『いとしいたべもの』ってあるんだろうな
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しょっぱなからオムライス・・・すごく食べたくなりました。「くさや=バンデラス」説には深く頷きますが、私はやっぱり苦手だ(笑)。
舌にまつわる記憶って、すごいんだな!とこれを読むと思います。つまるところ食育って、こういうことでしょ?
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森下さんは世代はだいぶ上なんだけど、ちょこちょこ共感。
茄子の機微は秀逸だった。特に茄子を切る音。だすだすだす・・・
こういうグルメ気取りでない食べ物の本ていい。イラストも味があってすき。
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初、森下作品。
なかなかいいですね〜。
お腹が空く本が大好きなのですが
この本の中に登場するのは
身近で親しんできたものがほとんどなのがいい。
気取ったグルメ本じゃないところに好感が持てました。
まさに「いとしいたべもの」です。
好きだと思える作家さんに出会えるのは本当に幸せ。
森下さんの著書、他にも読んでみたいと思います。
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大好きな食べ物を、その食べ物にまつわる思い出と共につづったエッセイ。
イラスト付ですが、カラーで描かれたイラストがまた嫌らしいほどに美味そうで困りますwww
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食べ物とそれにまつわる筆者の思い出の短編エッセイ集。サッポロ一番みそラーメンや鯛焼きなど、身近な食べ物が中心。風邪で寝込んだときに母親が土鍋で炊いてくれたおかゆに感動する様子に共感
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食べ物にまつわるエッセイ。
挿絵がまた美味しそうですてき。
思い出はせつなく、楽しくそしておいしい。
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伊豆の旅館にて出逢う。ここの本棚のセンスがすごくいい。その中の一冊から。
のーんびり伊豆の海を眺めながら、読むにはとっても最適な本。
作者のたべものに対する愛情が伝わってくるとてもほっこりする本。
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イラストも上手・・・秋元麻巳子さんのお取り寄せみたいな・・・。
そういえば渋谷駅山手線ホームのどんべい屋台に行ってみたいと思ってたのにまだ実現できてない・・・期間限定だったような。
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著者の森下典子さんが思い出深い、いとしいたべものについて語ったエッセイ。
楽しい思い出、ちょっと悲しい思い出。そんなスパイスとともに綴られている。イラストもいい。おいしいたべもの1品に1点か2点ずつ添えられている。描き方に森下さんのお人柄が滲み出ている。几帳面で、あったかくて、やさしい画が、文章にマッチして楽しさを盛り上げてくれ、嬉しい。そしてなにより世代が近いため、共感するところが多く、とっても懐かしくなった。
私自身も、もんじゃ焼き、上野ナガフジの甘食、回転寿司、コカコーラ、マクドナルド、カップヌードルなどなど、取り留めもなく思い出した。
【本書に登場する、いとしいたべものたち】
・オムライスとトマトケチャップ
・くさや
・サッポロ一番みそラーメン
・松翁軒のカステラ
・ブルドックソース
・鮭の皮、ハラス、カマ
・たねやの本生水羊羹
・ハウスバーモントカレー
・舟和の芋ようかん
・鶴屋吉信の栗まろ
・丹波産マツタケ
・どん兵衛きつねうどん
・江戸むらさき ごはんですよ!
・メロンパン
・秋茄子
・ポテトサラダ・サンドイッチ
・人形町柳屋の鯛焼き
・カレーパン
・おこわのおにぎり
・崎陽軒のシウマイ弁当
・ゆきひらの土鍋で炊いたおかゆ
【印象に残ったところ】
高野孟さんの著書『最新・世界地図の読み方』に「日本はユーラシア大陸の『パチンコの受け皿』」という一節があるそうだ。見慣れた世界地図を、ぐるりと時計回りに90度回し、西を上にして眺める。すると、日本列島は、ユーラシア大陸という巨大なパチンコ台の「受け皿」のような位置にある。遠くローマやペルシャ、インドやビルマ、中国、朝鮮、ロシアからさまざまな物や文化が後から後から流れ込んでくるのを、太平洋にこぼれ落ちないように受け取る形に日本列島はみえる。日本はそうやって受け入れた物を混ぜこぜにして独自のものに作り変えてきた。森下さんはインド人の食べているカレーと、ハウスバーモントカレーの違いにきょとんとなり、こんな説を思い出したそうだ。インドのカレーが日本に渡り、カレーライスやカレーうどん、そしてカレーパンなどに進化(?)した。
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本のセンスがとても良かった。
絵もとても素敵。
たべものが大好きな私が、こんな風に感じてた人が他にも居た事に喜びをかんじた。
もしや皆感じているのか。
なんだか心強く嬉しくなった。
久しぶりに食べてみたくなった、サッポロ一番、カステラ、舟和の芋羊羹
食べてみたくなった、たねやの本生水羊羹、鶴屋吉信の栗まろ
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食べ物への想いや、それにまつわる思い出を綴ったエッセイ
んもぉ〜〜〜読んでて、ヨダレが!!ヨダレがぁ!!!
音と匂いが目の前に浮かぶくらい、文のリズム感も絶妙で。コレ、夜中に読んではいけません!!Σ( ̄艸 ̄)
一緒に描かれてるイラストも本当に素敵でした。どのお話も、読んでいて幸せな気持ちになります(*v.v)
くさやとか、カレーパンとか、シウマイ弁当とか..奥が深いなぁww
どん兵衛の味わい方が同じで、「あの楽しみをわかってる人がいた!!」と、感動してしまった。
装丁も素敵で、お気に入りの1冊になりました☆
さあてオムライス食べよ〜と♪