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紙の本
墓場鬼太郎 3 (角川文庫 貸本まんが復刻版)
著者 水木 しげる (作)
貸本まんがが主流だった時代に描かれた、水木しげるの代表作『ゲゲゲの鬼太郎』の原点ともいうべき作品を完全収録したシリーズ第3弾。ゲゲゲとも違う鬼太郎やねずみ男が描かれている...
墓場鬼太郎 3 (角川文庫 貸本まんが復刻版)
墓場鬼太郎(3) 貸本まんが復刻版
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- 税込価格:5,412円(49pt)
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商品説明
貸本まんがが主流だった時代に描かれた、水木しげるの代表作『ゲゲゲの鬼太郎』の原点ともいうべき作品を完全収録したシリーズ第3弾。ゲゲゲとも違う鬼太郎やねずみ男が描かれている。【商品解説】
収録作品一覧
水神様が町へやってきた | 5-162 | |
---|---|---|
顔の中の敵 | 163-320 |
著者紹介
水木 しげる
- 略歴
- 本名 武良 茂(むら しげる)鳥取県境港出身。1922年(大正11年)3月8日生まれ。84歳。世界妖怪協会会長。日本民族学会員。民族芸術学会評議委員。2005年第5回織部賞グランプリ受賞。紙芝居時代からの漫画家で、現在も第一線で活躍中。妖怪マンガの先駆者であり、妖怪絵
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ニセ鬼太郎死す!
2015/12/24 21:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
調布市に肥溜めがあり、多摩川の上流には蛇ヶ島という奇怪な島があるという設定に違和感のなかった時代の話です。本巻は水神様との対決がメインストーリーでした。
ゲゲゲの鬼太郎シリーズを彷彿とさせる、おどろおどろしくもダイナミックな展開で、面白かったです。ただ水神様と鬼太郎との闘いというよりも、鬼太郎が水神様を挑発した挙句に命を狙われるという自業自得の防戦一方で、結局は人狼が水神様を退治するという展開です。
本巻での鬼太郎も、金儲けに励んだり、他の妖怪を脅したり騙したりと、正義感とは全く無縁です。一方、目玉おやじとねずみ男は、イメージどおりのキャラが既に出来上がっています。
本巻では、フランク永井に続き、美空ひばりや坂本九をモデルとした人物が登場しますが、両者に対するきついブラックジョークは、当時、良く許されたなあと思いました。単に、世間に影響力にない無名の漫画だったということかもしれません。
また第2巻での猫娘同様、主要人物であるニセ鬼太郎は、あっけなく死にますが、水木氏のキャラへのこだわりの無さも凄いと思いました。